事務職の離職率と問題点!人間関係の良い業界&残業が少ないのは?
「事務職は倍率が高いと聞くけど、それにしてはいつも求人があるような…?もしかして離職率が高い?」
こんな風に思っている方も多いかもしれません。
転職活動をするのであれば、やはり離職率は気になりますよね。
また離職率以外にも、以下の様な点が気になることも多いのではないでしょうか。
● 「事務職は女性が多い仕事だから、人間関係の悩みも出やすそう」
● 「事務職の平均残業時間ってどれくらいなんだろう?」
● 「事務職の問題点(デメリット)を挙げるとすれば何?」
そこで今回は、事務職における離職率や平均残業時間など、働きやすさに関わる問題を中心に情報をお届けしていきます。
事務職への転職を考えている方はもちろん、今事務職に就いている方にとっても参考にしていただける内容となっています。是非ご注目くださいね。
事務職は離職率が高い?問題点や平均残業時間まとめ!
離職率が高い傾向にある仕事となると、いくら事務職に興味があってもその興味も薄れてしまいますよね。
実際のところ、事務職の離職率は高いものなのでしょうか?
気になる事務職の離職率
新規学卒者の離職状況は厚生労働省が毎年調査しています。
平成25年3月卒業者の卒業後3年以内の離職率は以下の通りになっています。
≪出典:厚生労働省≫
事務職の場合、例えば食料品製造業の会社で事務職をしていれば産業は食料品製造業となります。
ですから医療事務の場合、上位5産業に入っているということになります。
ただ、当然のことながら離職率は会社ごとで異なりますので、業界全体の離職率はあくまでも参考の一つに留めておきましょう。
事務職の問題点(デメリット)って?
事務職の問題点(デメリット)としては、主に以下の様な例が挙げられます。
● 給料が低め(一般事務や営業事務)
● 競争率が高い
● 単調な仕事が多いため仕事に飽きてしまうことがある
● 基本的にサポートにまわる仕事なので、そこにやりがいを感じられないと厳しくなる
● パートや派遣として働くケースも多いため、収入の安定性にかけることもある
もちろん、事務職にも良い面はたくさんありますが、物事を冷静に判断するときにはその問題点にしっかりと目を向けることも大切です。
事務職の平均残業時間はどれくらい?
dodaがプロデュースする「キャリアコンパス」というサイトで、「(ひと月あたりの)残業時間の少ない職種トップ10」が紹介されていましたので、それを以下に引用します。
なお、下記データは20代の社会人2,500人を対象に行われた調査の結果で、20代全体の平均残業時間はひと月あたり22.6時間でした。
≪出典:キャリアコンパスbydoda≫
このように、事務職を目指す方には嬉しい結果となりました。
一般事務や医療事務のほか、秘書や総務なども事務系の仕事になるので、このトップ10のほとんどは広い意味で事務職が占めているということになります。
事務職の人間関係はどんな感じ?リストラはある?
新卒者3年以内離職率や平均残業時間の少なさでは比較的良い結果を収めた事務職ですが、人間関係やリストラについてはどうなのでしょうか?
気になる事務職の人間関係!
事務職というとやはり女性の仕事というイメージが強いですよね。
とくに一般事務のなどは、女性の割合がかなり高いのではないでしょうか。
そんな風に女性が多い職場だと、やはり以下の様なイメージをもたれがちです。
「女の園」の苦労も
● 「女性が長く働ける職というイメージ: 土日休み・デスクワーク・定時で帰れるというイメージが強いから」(25歳女性/小売店/販売職・サービス系)
● 「座り仕事で楽そうに見えるけど人間関係が大変そう」(46歳男性/自動車関連/技術職)
● 「女の世界でいじめやお局対策が大変: 女の人がたくさん集まると、いいことはないから」(28歳女性/金融・証券/営業職)
● 「女同士の確執が多そう: 実際に私の職場でそういうのを目撃したことがあるので」(32歳女性/運輸・倉庫/事務系専門職)
≪出典:マイナビニュース≫
この中で「実際にそういうのを目撃したことがある」というのは、気になる意見ではあります。
ただ人間関係についても、その職場ごとで良い・悪いは変わってきます。
女性が多い職場でも、良好な人間関係を築いていけるケースは当然あります。
事務職がリストラに遭うことはある?
企業が事務職を派遣会社に外部委託するといった理由で、事務職がリストラに遭うケースがあります。
ある専門家は、この先正社員の事務職はますます少なくなるのではと指摘するほど、正社員の事務職にとっては厳しい時代が続いているのが現状なようです。
それでも事務職は魅力的!離職率が低い職場に転職は可能?
このように事務職を取り巻く環境は厳しいといえますが、それでも事務職の人気は衰え知らずなようです。
その要因はいろいろですが、上記のように比較的残業時間が少なめなこと、冷暖房完備の快適な環境でデスクワークができること、資格なしでも仕事に就けることなどが、その要因として挙げられるのではないでしょうか。
そんな事務職に転職する際には、やはり「離職率が低い職場」に転職したいと思うものですよね。
離職率が低いところは基本的に人間関係にも期待が持てるので、人間関係が良好な職場を希望する場合は離職率にも是非注目してみてください。
そのような理想の転職先探しには、転職エージェントのご利用がオススメです。
転職エージェントはヒアリングを通じてあなたに合った職場を紹介してくれたり、面接対策や待遇面、入社日の交渉などをしてくれたり、幅広いサポートをしてくれますよ。
さて今回は、事務職における離職率や平均残業時間などについて情報をお届けしてきました。お役立ていただける内容があれば幸いです。