ハローワークの事務職求人は駄目?その理由と求人の探し方は?
「ハローワークで事務職求人を探そうと思っているけど、以前知人からハローワークが紹介する企業はブラック企業ばかりと言われたことがあって気になっている。」
それが根拠のある意見かどうかはさておき、一度でもそんな風に言われてしまうと「本当にハローワークでいいのかな?」と思ってしまうものですよね。
また、事務職求人に興味がある方の中には以下の様な疑問を持つ方もいらっしゃいます。
● 「事務職の倍率ってどれくらいなんだろう?」
● 「事務の求人て少ない印象があるけど実際はどう?」
● 「事務の求人を効率的に探すにはどうすればいい?」
● 「学歴不問の事務求人はある?」
そこで今回は、ハローワークの事務職求人についてや、事務求人の探し方のポイントなどについて幅広い情報をお届けしていきます。
事務職への転職を考えている方は是非参考になさってくださいね。
ハローワークの事務職求人ってどうなの?事務職倍率は?
転職活動をしようというときに、まずハローワークを思い浮かべる人は多いですよね。
ですが巷では「ハローワークが紹介する企業はブラック企業ばかり」と言う人もいるようですが、実際はどうなのでしょうか?
ハローワークの事務職求人って大丈夫なの?
ハローワークで閲覧できる求人票は、すべて労働基準法を遵守した内容になっています。
そうでないと、ハローワークに求人票を掲載することができないからです。
ですが、求人票に載せる内容は企業側が決めているため、実際とは異なる条件が書かれていても応募者側はわかりません。
実際に求人票の条件と異なる条件を面接で提示されたり、採用されてからそのギャップに気づいたりといったトラブルも起こっています。
2013年に厚労省が発表した情報によると、同年におけるハローワークの求人票の4割に、その内容に嘘があったとのことです。
つまり、それだけ労働基準法を守らない企業があったということになります。
労働基準法を守らない=ブラック企業だとすれば、「ハローワークが紹介する企業はブラック企業だらけ」という個人的な意見もあながち間違っていないかもしれません。
ですが、そのような労働条件のギャップ問題は、民間の転職サイトや転職エージェントを介して転職した場合でも起こり得ることです。
またハローワークでは、平成28年3月1日から労働関係法令違反企業に対する「新卒求人不受理制度」の適用をスタートさせています。
不受理となる期間は法違反が是正されれば限定的ではないものの、求人不受理というのは企業イメージに大きな影響を及ぼします。
ただその制度の名称からもわかるように、中途採用者は「新卒求人不受理制度」の対象外となっています。したがって、今後はさらなる制度の整備等が求められます。
事務職倍率ってどれくらい?
事務職はとても人気の高い仕事です。このため一度採用されればなかなか辞めることはなく、必然的に採用枠が限られる傾向にあります。
事務職の場合、有効求人倍率は以下の様な数字を記録しています。
≪出典:はたらいく≫
ハローワークの場合は無料で求人を出せることもあって、民間の転職サイトに比べ求人数がより多い傾向にありますが、それでも厳しい状況にあることには変わりありません。
事務の求人自体は少ないわけではないことを考えると、いかに事務職の人気が高いのかを改めて思い知らされます。
学歴不問の事務求人はある?効率的な求人の探し方は?
人それぞれ、転職先に求める条件は変わってきます。ですが転職サイトに不慣れだと、どんな風にして求人を探していけばいいかわからないなんてこともあります。
そこでこちらでは、民間の転職サイトや転職エージェントにおける求人の探し方のポイントを紹介していきます。
学歴不問の事務求人は意外とある
転職サイトにもよりますが、学歴不問の事務求人は意外とあります。
例えばリクナビNEXTにて、
● 職種「一般事務、庶務」
● 年収「こだわらない」
● こだわり条件「学歴不問」
などの条件で検索した場合、2017年4月18日時点で「301件」もの求人情報がヒットしました。
アルバイトやパート、派遣社員も選択肢に入れているのであればさらにその数も増えるでしょうし、学歴不問という条件にこだわりたい場合は、まずは転職サイトで検索してみてください。
転職サイトでの基本的な求人の探し方
民間の転職サイトは数多く存在しますが、いずれの場合も基本的な求人の探し方にはそこまで大きな違いはありません。
では以下で、その探し方を順序立てて紹介していきます。
1.職種を選択する
2.勤務地を選択する
3.希望年収を指定する(必要に応じて)
4.こだわり条件を指定する(必要に応じて)
なお、この順番が前後しても検索できます。その他、「フリーワード検索」や「求人特集」などからの検索も可能です。
事務職への転職活動が不安なら
転職活動では、転職サイトをご利用いただくのもいいですが、「いろいろ相談しながら転職活動を進めたい」というのであれば、転職サイトではなく「転職エージェント」のご利用をオススメします。
転職エージェントが提供するサービスは、ヒアリングやその結果に基づいた求人紹介だけでなく、面接日程の調整に応募書類の添削、入社日の交渉など多岐にわたります。
また、企業リサーチによって知り得る情報も提供してもらえるため、求人票を見ているだけではなかなかわからない情報を踏まえたうえで応募先選びを行うことができます。
さて今回は、ハローワークの事務職求人についての情報や求人検索・転職活動のポイントなどを紹介してきました。
このように、転職活動の方法としては「ハローワーク」「民間の転職サイト」「民間の転職エージェント」と主に3つの選択肢がありますので、それらを上手く活用することによって納得の転職活動を実現することができるのではないでしょうか。