ITエンジニアが会社を辞めたい!!と本気で思った時
社会人であれば自分が勤めている会社を辞めたい!!と思った事がある人も多いかと思います。ITエンジニアの場合はどうなのでしょうか。
RecruitのリクナビNEXTにて行われたITエンジニアに対するアンケートの結果、ITエンジニアが会社を辞めたい!!と思った時のTOP3は以下の様になっています。
1位 「給与が上がらなかった・下がった」
2位 「自社では技術やスキルを伸ばせないと思った」
3位 「仕事で理不尽な目に合わされた」
1位になったのは給与面で、ITエンジニアは経験を積んで立場が上がるに連れて責任が大きくのしかかってきますが、昔に比べて立場が上がっても給与面によるメリットがあまり無い会社も多く、自分の仕事がお金に見合わないといった場合に辞めたいと思う様です。
また、3位の「理不尽な目に合わされた」も給与面と関係しており、理不尽な目に合されても給与面でカバーできれば我慢できるのですが、理不尽な上に給与も見合わないといった場合に、「もうやってられない」と会社に愛想を尽かす様です。
理不尽な目に合された例をあげると、
● 残業が月200時間を超えた
● プロジェクトを複数抱えすぎて寝る暇さえない
● 障害対応で休日・夜間も電話がかかってくる
● 炎上しているプロジェクトに突然放り込まれる
会社としてしっかりと管理し、エンジニアが働きやすい環境を作っている所であればこの様な事は無いのですが、理不尽な仕事が多いと心と体に影響するので辞めたいと思うのも当然の結果に見えます。
辞めたい!!と本気で思ったその後・・・
では、ITエンジニアが辞めたい!!と本気で思ったその後はどうしているのでしょうか。
一番多かったのは「何も行動しなかった」で、やはり生活していく事を考えると将来や家族もあり行動できない人が多い様です。
しかし、アンケートに回答した3割の人が転職活動をしており、
● 「人材エージェントに登録した」
● 「家族・友人・知人に転職を相談した」
● 「WEBやSNSのサービスなどで転職先を検索した」など
すぐに転職するという行動はできないけれども、いい転職先があればいつでも転職できる様にと考えている様です。
最近ではワークライフバランスも少しずつ浸透しており、会社として様々な働き方を考えてエンジニアが働きやすい環境を作っている所であれば、充実したエンジニアライフを送っている人もいます。
また、クラウドワークスなど個人でエンジニアとして働く環境も増えてきています。
何も行動しなければ、状況が変わる事がないので、少しずつでも転職活動をしていくのが、将来の為には良いと言えるでしょう。
辞めたい!!と思って転職活動をした結果
さきほどのアンケートで転職活動をしたと回答した人の結果はどうだったのでしょうか。
実際に転職活動をした人の中には「希望する仕事の会社が見つからなかった」「決断できなかった」「採用されなかった」など必ずしも転職には結びついていない様です。
また、転職活動する中で自身を見つめ直し、スキルが何も身についてないと感じたり、職場の同僚とは良い関係を構築できているとの理由で「今の会社で頑張ろうと思った」と、結局は転職せずに今の会社に留まるという人もいます。
しかし、4人に1人の割合で転職活動に成功しており、辞めたいと思った会社を退職できています。この人達が転職先の職場でどうかはわかりませんが、少なくとも辞めたい!!と思った現状からは変わっている事でしょう。
この結果から見えてくるのは行動しなければ状況は変わらないし、行動を変えれば結果が変わる可能性があるという事です。
辞めたい!!と思う時は、自身が変わりたいと思うサインでもあり、変わるチャンスでもあります。この機会を自分の未来を変える為の行動にできると良いですね。
ITエンジニアが会社を本気で辞めたいと思う時やその後について見てきましたがいかがでしたでしょうか。
ITエンジニアで働きたいを思った人には、ソフトウェアで世の中を変えたいという強い志を持った人が多いと思います。
自分が満足できない会社、自分のやりがいを持てない会社、利用されるだけの会社であれば、まずは転職サイトや転職エージェントに登録するなどしてみるのもいいかもしれませんね。