女性ITエンジニアは子育てしながら働ける!?
IT業界は常にエンジニア不足だと言われている事もあり、男性のみならず女性のエンジニアを積極的に採用する企業も増えて来ています。
その為、学生時代に文系だった女性も比較的容易にITエンジニアになる事が出来るので、女性がIT業界で働くハードルもそれほど高くはないと言えます。
ただし、女性は30歳付近になると、結婚、出産といったライフイベントがあり、仕事と家庭の両立が難しく、家庭を選択する女性も少なくありません。
そこで、今回の記事では、女性ITエンジニアが子育てしながら働く方法を中心に、以下3つの事についてまとめてみました。
● 実際に働く女性ITエンジニアの本音
● 女性ITエンジニアが子育てしながら働く方法
● 女性ITエンジニアが働きやすい企業の見分け方
男性によっては、企業で働く女性エンジニアに対する理解不足から、思いの他厳しい対応を求めてしまう事もあります。
そういった職場環境や企業が、”家庭を選択せざるを得ない”と言った女性エンジニアの現況を作り出している場合も多いようです。
この記事をご覧になっているあなたが、女性のITエンジニアとして安心して働く為にお役に立てれば幸いです。
実際に働く女性ITエンジニアの本音
IT業界は男性中心の業界であるが為に、他の業界にはない女性が働くメリット、デメリットがあります。
女性が働くメリット・デメリット
実際にITエンジニアとして働く女性の本音をメリットとデメリットにまとめると以下の様になります。
女性が働くメリット
● 技術があれば、女性でも評価される。
● 女性だらけの職場に比べて、女性同士の関係が良い
● 評価・待遇で男女差別がない(男女同じものを求められる)
● 男性・女性関係なく対等に意見が言える
女性が働くデメリット
● 残業していないと働いていないと思われる
● 産休を取って職場に復帰する人が少ない
● 産休を取ると評価がマイナスになる企業がある
● 子育てしながら働く事が難しい
男性中心である為に、女性と男性を区別せずに能力で評価される点は女性にとって嬉しい反面、男性中心であるからこそ、結婚や出産に対しての理解が少ない事が伺えます。
女性ITエンジニアが子育てしながら働く方法
では、女性がITエンジニアとして「結婚や出産」と「仕事」を両立しながら働く事はできないのでしょうか。
まだIT業界の多くの企業が結婚や出産に対しての理解が少ないですが、社会全体がワークライフ・バランス中心の考え方に変わってきている事も手伝って、少しずつ女性が働きやすいIT企業が増えてきています。
女性が働きやすい企業とは!?
女性がITエンジニアとして働きやすい企業に共通する点には、以下の点が挙げられます。
● 個人の希望に合わせて仕事を選択できる
● 「産休」「育休」「時短」の制度が取得しやすい
上記についてもう少し詳しく説明させて頂きます。
個人の希望に合わせて仕事を選択できる
ライフワーク・バランス中心の考え方への社会全体の変化から、自分の希望に合った仕事に合わせてくれる企業が増えています。
「残業少なめ」や「出向なし」の要望を聞き入れてくれる企業があります。
出産や子育ての休暇制度が取得しやすい
「産休」「育休」「時短」などの出産や子育ての休暇制度が利用しやすく、”過去に利用した人がいる”といった企業が女性にとって働きやすい企業です。
「時短」などは、「出産」を終えた後に仕事と育児を両立する上でとても有用です。
ただし、上記の様に女性として働きやすい企業であれば、休暇制度を利用して「仕事と育児の両立」も可能ですが、「出世」に関しては独身で仕事を普通にこなす人と比べると少し難しいのが現実の様です。
女性ITエンジニアが働きやすい企業の見分け方
これまで女性のITエンジニアの現実と、女性が働きやすい企業に関して見てきましたが、その様な企業に転職する為には、どうしたらいいでしょうか。
やはり女性が働きやすい企業は、自然と女性従業員が多くなるものです。ですので、企業全体のエンジニアの中で女性エンジニアの割合が多い企業が一つの目安となります。
また、その様な企業は、女性を積極的に採用したいというのが表に出てくる為、「産休」「育休」「時短」などの実績などを公表している事が多いので、転職の際にはこういった企業を見つけて優先的に応募すると、女性エンジニアも働きやすくなるかもしれません。
女性のITエンジニアが子育てしながら働く方法について見てきましたがいかがでしたでしょうか?
最近では男性でも育児休暇を取得できる企業も増えてきており、女性への理解を示す男性も増えてきています。
男性と対等に働く事ができ、自分の能力を生かす事ができるITエンジニアであるからこそ、女性が長く働く事ができる職場を見つける事ができるといいですね。