ITエンジニア業界での転職に必要なスキルまとめ!
IT業界と言えば様々な職種に分類されますが、いずれにしても専門的なスキルがないと転職も出来ない様なイメージがあります。
特に他業種から、スキルも経験もない状態でITエンジニア関連の仕事に転職を考えても、全くの未経験の場合、その時点でほとんどの企業の採用条件から省かれてしまいます。
そんな事もあり、ITエンジニア業界での転職と必要なスキルに関しては以下の様な疑問を抱いている人も多いようです。
● 「IT関連企業に勤めていて転職を考える場合、スキルがないと無理?」
● 「ITエンジニア業界内で転職を考えた時、必要なスキルは?」
● 「30歳を超えてIT業界で転職する場合、必須スキルとか資格ってある?」
● 「IT業界への転職に必要なスキルは?他の職種から転職は出来る?」
もしかするとあなたも今現在ITエンジニア系の仕事をしていながら、スキルに自信が持てなくて上記の様な悩みを抱えているのかもしれませんね。
給与や待遇、仕事のやりがいや状況に不満を抱いて転職を考えていても、自分自身のスキルや経験に自信がもてないと、中々転職に踏み切る事が出来ません。
そこで今回は≪IT業界の転職とスキル≫に関してまとめてみましたので、是非最後までご覧頂き参考にしてもらればと思います。
ITエンジニア業界の転職に必要なスキルと能力!
ITエンジニア業界で転職を考えた時、「転職の為に何か資格を取った方がいいのか?」、「特別なスキルがないと今より大きな企業への転職は難しいのか?」などの不安がよぎるかもしれません。
しかし、実際にIT業界で転職を考えた時には、特別な能力よりも、既に今持っている実績や経験をいかにスキルとして企業に還元できるか?と言う点が重要になってきます。
新卒採用の際に有利な資格と能力
前述の通り、基本的にIT業界での転職を考えた場合、特別な資格や能力よりも、今現在の能力や実績が重要となってきます。
ただこちらが、新卒採用や他業種からの中途採用の場合には、”ITパスポート”と”基本情報技術者”の取得は有利に働くと言われています。
IPA発行の『IT人材白書』の”IT企業は新卒採用時に何を重視しているか?”の調査結果によると、
● 1位 コミュニケーション能力・・・84.5%
● 2位 主体性・積極性・・・59.4%
● 3位 チームワーク・協調性・・・40.6%
● 4位 ITに関する技術力・・・35.1%
となっており、こちらを見ても資格や能力よりも上記の様な”ヒューマンスキル”が重要だと言う事が分かります。
上記の1位〜3位の能力に加えて、更に今まで携わってきた”プロジェクト”と果たした”役割”、それによって得た”成果”を面談の際にしっかりアピールすればIT業界内での転職も難しくありません。
IT業界の転職に必要な5つのスキル(能力)
前項で紹介した様に、基本的には特別なスキルがなくても、今までの実績と経験をうまく企業にアピールすると上手く転職出来るかもしれません。
しかし、今後IT業界で生き残っていく為には、”新卒採用時に企業が重視している点”でも上位を独占していたた”ヒューマンスキル”は重要となるので、これらを更に掘り下げた”今後のIT業界の転職で必要な5つのスキル”もご紹介させて頂きます。
コミュニケーション能力・チームワーク力
IT業界の仕事の中では、基本的には顧客が存在する為、どれだけ少ない人数で業務を進めるにしても最低2人の人間は関わる事になります。
更に大きい案件や開発に関しては、様々な職種(SE、PG、PM)、たくさんの人と一緒にチームを組んで仕事をする事になるので、コミュニケーション能力とチームワーク力は非常に重要となります。
積極性・主体性
コミュニケーションを取る上では協調性も大事ですが、積極的にチーム内で意見をしたり、自分自身で思った事を推し進める主体性と言うのも必要です。
ITエンジニアは提案や設計と言うのも主な仕事の一つとなる為、どんな業務に対しても積極的に取り組む必要があり、”やらされている”と言う感じは捨てる必要があります。
柔軟性・順応性
沢山の人と様々な状況で業務を進めていく為、時には周りに合わせて仕事を進めたり、自分が思った事と違う意見を受け入れる様な柔軟性も必要になります。
また、一つのプロジェクトが終わると、次はまったく異なった分野のプロジェクトに一から携わる可能性もあるので、順応性も重要なポイントとなります。
特にIT業界内での転職を考えた時には、この柔軟性と順応性があるかないかで、すぐに会社に入って能力を発揮できるか?に関わってきます。
論理性
IT業界での仕事に関しては、顧客の要望をヒアリングした上で、それを解決出来る様な提案と開発を行わなければいけません。
基本的に文章を作る時や人に説明する時には、論理的に物事を説明する必要があり、顧客の要望にうまく答えながらもより向上出来る様な提案を上手く説明する必要があります。
実行力・完遂力
ITバブル当時、業界内での人材不足が深刻となり、他業種からの転職を含めたくさんのSEが誕生しました。
しかし、そんなITバブルが崩壊すると、元々スキルや能力がないSEが請け負った案件が、結局完成しないまま放置されていると言う状況も以前はよくありました。
ですが最近のプロジェクトで言うと、”かならずやりきらなければならない”と言う案件も多く、トライ&エラーを繰り返しながら、しっかりと最後まで完遂させる実行力が必要となってきています。
こちらも今後ITエンジニアとして生き残るには必須の能力の一つと言えます。
ITエンジニア業界での転職に必要なスキルとしては、今回調査した内容によると、特別な資格や専門的な能力よりも、コミュニケーション能力などの”ヒューマンスキル”が重要だと言う事が分かりました。
そう考えると、今からスキルの習得や資格の取得に励むのではなく、今いる職場でヒューマンスキルを磨く事を考えながら、転職先の情報にアンテナを貼る方が近い将来の転職も上手く行くかもしれませんね。