通勤時間の理想と限界まとめ!転職先を選ぶ際の基準は?
転職を考える際、会社選びの選択肢にもなる通勤時間。「なんとなくエリアは決まっていても通勤時間までは考えていなかった」という人も少なくありません。
自分がやりたい仕事で給料がアップするのであれば、多少の通勤時間は苦にならない気もしますが、毎日朝から満員電車に長時間乗ったり、残業で疲れているにもかかわらずなかなか帰宅できなかったりと、通勤時間が心身に与える影響は意外と大きいもの。
現に、通勤時間に関して下記のように悩んでいる人もいます。
●通勤時間が長いことが理由で転職したい
●通勤時間がかかる場所に転職するのが不安
●そもそも通勤時間はどれくらいが普通なのか
これからの転職を考えている人に、<<通勤時間の理想と限界>>についてまとめてみました。
サラリーマンだけでなく、ワーママさんやアルバイトなど、あらゆるケースにおける通勤時間の理想も合わせてご紹介します。
【100人に調査!】通勤時間の平均と限界!会社やアルバイトに通う際の通勤時間の理想は?
通勤時間の平均と限界に関して、今回は実際にネット上で100人にアンケートを実施して調査しました。
その結果を元に、会社やアルバイトに通う際の通勤時間の理想、平均、限界に関してまとめてみましたので、是非チェックしてみて下さい。
100人に聞いた!会社やアルバイト先への通勤時間の平均は?
今回、平均の通勤時間を知るために、実際に職場まで通勤している100人にアンケートを取りました。
※クリックすると画像が拡大します。
アンケートの結果、通勤時間の平均は40分という結果になりました。一番多いのは30〜40分で21人。次いで10〜20分が20人でした。
全体を見ると、30分以内で通勤している人と30分以上かけて通勤している人が5割ずつという結果に。
傾向として、電車やバスを利用する人の多くが30分以上、車や自転車通勤の人には30分以内が多く見られました。
通勤時間の限界ってどれぐらい?
平均で40分という結果が出ましたが、この時間は一体長いのかどうか?わかりづらい数値でもあります。
そこで実際に職場まで通勤している人が限界だと感じる時間はどれくらいなのか?調べてみました。
不動産情報サービスのアットホーム株式会社が行った調査によると、限界だと感じている通勤時間は自宅を出てから会社に着くまで65分。
こちらは首都圏を中心に通勤している20〜30代の会社員を対象に行ったものです。
≪参考元:ネタとぴ≫
通勤時間が約1時間を超えてしまう場所への就職や転職は、悩ましいと考えられる基準という結果に。
片道1時間でも、往復すると2時間もかかるので、その時間を有効に使いたいと考える人が多いようです。
現に、先程のアンケートでも40分以内に通勤している割合が多く、いかに通勤時間に重きを置いているかということがわかります。
通勤時間の理想ってどれぐらい?
20〜30代の会社員が就職や転職にあたって理想としている通勤時間も調べてみたところ、平均29分と30分以内で通勤したいと考えている人が約9割を占めていました。
職場から近すぎず、通勤が苦にならない時間がちょうど30分くらいだと考えられます。
一方で、40代を超えてくると、50〜60分かかっても良いという人も見られました。
理由としては、40代を超えると持家であることが多く、郊外に家を建てているとどうしても通勤時間がかかってしまうという要因があります。
若い人の方が、首都圏に賃貸で住んでいる割合が多いため、必然的に差が出てきてしまうようですね。
また、ワーキングマザーと呼ばれる働く既婚女性(子持ち)の場合は、保育園や幼稚園の都合もあり、職場・自宅・保育園(幼稚園)の距離を短くしたいと考える人が多い結果に。
最近では在宅で働く人も増えているため、より通勤時間を短くしたいという人も増えているようですね。
アンケートの結果、通勤時間1時間以内というのが妥当なところで、できれば30分前後の会社に勤めるのが理想ということがわかりました。
実はこのデータは5年前もほぼ同じ。働き方も変わってきている現代ですが、まだまだ通勤時間に対する理想と限界は変わらないといったところでしょうか。
通勤時間を無駄にしない過ごし方!通勤時間を有効活用するには?
通勤時間が短いことが理想といっても、会社選びの基準はもちろんそれだけではありません。
給料面や福利厚生面が充実していて、さらにやりがいのある仕事であれば、通勤時間が長くてもそこの会社で働きたいと感じることでしょう。
通勤時間が長くなれば長くなるほど、時間を有効に活用することが重要になってきます。意外と知らないみんなの通勤時間の過ごし方や、おすすめの活用法を調べてみました。
みんな無駄な通勤時間をどうやって過ごしてる?暇つぶしの方法は?
Twitterで通勤時間中のみんなの様子を調べてみると、多かったのは下記の内容でした。
●本を読む
●携帯ゲームをする
●音楽を聴く
●仮眠する
特に最近では、スマートフォンやタブレットを利用して本を読んだり、ゲームをしたりと、通勤中でもできることが広がっているため、通勤でも退屈せずに時間を過ごせるという人も多いようです。
通勤時間を有効活用するには読書や勉強がオススメ!
ゲームや仮眠も良いのですが、せっかくであれば通勤時間を利用して社会人としてレベルアップしたいところ。
実は通勤時間こそ、「読書」や「勉強」をするのに適した時間なんです。
例えば通勤時間が片道1時間だとすると、往復で2時間もかかることになります。2時間もあれば、大体の自己啓発本や資格の本など一通り目を通すことができます。
ただ満員電車の中で、本を読むのが集中できない!という人もいますよね。そんな人におすすめなのが、音声で勉強することです。
最近では、音楽のような感覚で聴くだけで学べる教材も多いので、手元に本を広げなくても、資格の勉強ができてしまいます。
聴くだけで学ぶ教材として適しているのは英語学習。英語は社会人にとって身につけておきたいスキルですし、耳で聴くことで自然と身についてくるものなので、通勤時間を持て余しているという人はぜひ試してみてほしいです。
車での通勤時間の限界と平均は?暇つぶしの方法とかある?
首都圏での通勤というと電車やバスを利用する人がほとんどですが、職種や住んでいる場所によっては車で通勤している人もいますよね。
車通勤を検討しているという人のために、車のみで出社する場合の限界と平均も調査してみました。
車のみで出社する場合の通勤時間の限界と平均は?
車通勤というと遠方から出社している人が多いイメージですが、実は通勤時間で見ると30分以内の人が多く、電車やバスを利用している人よりも短い結果に。
車通勤は自分で運転しなくてはいけない分、気を張らなければならないのがデメリット。
それもあってか、車通勤の理想は15〜30分とかなり短くなっています。
≪参考元:Mayonez≫
残業などで遅くなったり、渋滞に巻き込まれるというリスクもあるため、通勤時間の限度としては1時間程度というデータもありました。
読書や仮眠ができない車通勤の暇つぶしや有効活用の仕方は?
電車やバスなどの公共交通機関では、本を読んだりゲームしたりできるのですが、車通勤ではそうもいきません。
視覚は運転に集中しなければならないため、有効活用の方法としては必然的に音楽やラジオを聴くなど聴覚を利用した方法になります。
1人の空間になれるというのが車通勤の特権でもありますので、好きな音楽をかけながら一人カラオケをしてみるのも、ストレス発散になってよいでしょう。
さらに有効活用したいということであれば、先程紹介したような音声を利用した英語教材を聞きながら通勤するのも良いかもしれません。
通勤時間が長いとストレスが溜まる!辞めたい場合は転職もあり?
通勤時間の理想と限界について調査しましたが、通勤時間を有効活用して楽しめるという人以外は、短いに越したことはありません。
現に通勤時間が長くて仕事を辞めたいと考えている人も多いので、転職で妥協した結果、通うのが辛くなってしまったというケースもありえます。
通勤時間と幸福度の関係!仕事でうつになる事もある?
通勤時間は実は幸福度にも関係するといわれています。直接的な影響としては、通勤時間が長くなることによって、睡眠時間やプライベートな時間が削られるということ。
たとえ1回あたりの通勤時間が人より長かったとしても、1年10年と経過するごとに莫大な時間を無駄にしてしまうことにも繋がります。
特に睡眠時間は、健全な精神状態を保つために、一定の時間を確保しておきたいもの。
睡眠時間が取れないまま毎日の通勤を繰り返すことで、体調を崩したり、精神が安定せずうつ病を発症してしまうこともありえます。
通勤時間にストレスを溜めるぐらいなら辞めた方良い?
長い通勤時間をメリットに変えて成功している人もいるのですが、満員電車や渋滞に耐えられないという人、通勤時間を無駄な時間に感じ、ストレスになってしまう人は、転職を検討するのも良いと思います。
積み重なったストレスが、うつ病や体調不良につながることもあるので、あまりにも通勤時間が長く、仕事に影響してしまう場合は、早めに転職を考えることをおすすめします。
転職の際に知っておきたい通勤時間まとめ!
転職にあたり、通勤時間が影響するのか?事前に知っておきたい情報をまとめました。
通勤時間が長いと転職の際に不利になる!?
通勤時間のみが選考の基準になることはあまりないですが、会社によっては注目されるポイントでもあります。
転職先の会社にもよりますが、通勤時間で採用を考えている会社もたくさんあります。
市内近郊であったり、地域を限定して募集しているところもあるので、そういった会社に応募するときは注意しましょう。
通勤時間が長いのは転職理由になる?退職理由として履歴書には書かない方が良い?
通勤時間が長く、それによって体調不良や事故を起こしそうになったといった要因がある場合は、転職理由として記載しても良いでしょう。
会社によっては、通勤時間が長いことを告げると、引っ越しを提案されることもあります。
退職する会社が通勤時間を理由に退職させてくれないと感じたのであれば、円満退職のために別の理由を考えておくのもひとつの手ですね。
求人の際にチェックしておきたい職場までの通勤時間!
実際に職場へ通勤している現状や理想、限界を考えると、長くても片道40分以内で通える求人を探すと良いでしょう。
もちろん通勤時間が短いに越したことはないので、仕事内容や福利厚生にも納得できる場所で、かつ通勤時間が短い場所であればぜひチェックしておきたいところですね。
また女性の場合は、子供ができたときのことも合わせて考えておくのがおすすめ。
通勤経路に通わせたい保育園や幼稚園があるか、送り迎えの時間も合わせて計算しておくと、将来ワーキングマザーになったときも、通勤を理由に転職しなくて済みます。
求人票を元にした転職先の通勤時間の計算方法は?
良い求人を見つけたら、実際にどれくらいの時間がかかるのか、事前に見ておくと良いです。
電車であれば、Yahoo乗換案内のアプリを利用して、自宅の最寄り駅から職場の最寄り駅までの時間を把握しておきましょう。
車通勤の人であれば、Googleマップを利用して、実際に職場の住所を入れ、どのルートで行くとスムーズに通勤できるのか?調べておくと良いですね。
今回は通勤時間の理想と限界、平均についてアンケートを実施し詳しくまとめてみました。
今現在転職を考えている方や、今の通勤時間を苦痛に感じている様であれば、当記事を参考にしてもらえればと思います。