ブラック企業の辞め方は?抜け出す為の方法と転職先まとめ♪
最近では大手の≪たかの友梨ビューティクリニック≫や牛丼チェーンすき家を運営する≪株式会社ゼンショーホールディングス≫が、その苛酷な労働状況から”ブラック企業”だと言われてニュースになっていました。
ただ、ブラック企業に勤めていても、「将来の昇給の為」や「自分の能力がない為」だと考え、あまり勤めている会社自体をブラックだと感じていない人も多いようです。
こう言った事もあり、自分が勤めている会社がブラックだと気付いても、既にどっぷりと会社に浸かってしまっていて、すぐに退職や転職出来ずに悩んでいるケースもあります。
● 「今の会社がブラック企業だと気付いたのですが、どうやって辞めればいいかわかりません・・・」
● 「勤めているブラック企業から抜け出したいのですが、どうすれば円満に辞められますか?」
● 「今現在ブラック企業に勤めています。スムーズな辞め方を教えて下さい。」
● 「今の会社がブラック企業か判断する方法ってある?またブラックならやっぱり転職すべき?」
上記は実際に掲示板サイトなどに書き込まれていた内容となるのですが、もしかするとあなたも同じような悩みを持たれているのかもしれませんね。
そこで今回は≪ブラック企業の見分け方や辞め方≫についてまとめてみました。もし今現在ブラック企業に勤めていたり、「もしかすると今の会社はブラックかもしれない・・・」と悩んでいる様なら、是非最後までチェックしてもらえればと思います。
ブラック企業かどうかを見分ける方法は?
ブラック企業かどうかを見分ける3つのチェックポイント!
ブラック企業かどうか?を見極める為には、多くの人が「この会社ブラックかも・・・」と思う様な状況に当てはめて考えると分かり易くなります。
もしあなたが実際に勤めていて、以下の様な状況だと言う事なら、もしかするとブラックかもしれません・・・。
1.社員の退職や転職、入社が多い
ブラック企業と言うのは、その劣悪な就業環境から、社員の退職や転職が激しい傾向にあります。
社員がどんどん辞めて行くので、もちろん人手が足りなくなり、常に採用募集をかけなければ行けない状況になります。
一つの判断として、「社員が辞めて行く」、「常に人手不足で人材募集をかけている」と言う企業はブラックの可能性があるので、まずはこちらをチェックしてみてください。
2.売上に関しての責任
ブラック企業は、会社の売上が悪いと自腹を切らされたり、自社製品を強制的に買わせようとしたりする事もあります。
「自社製品の良い所を知る為」や「しっかりと営業出来る様に」と言う名目で、自社の製品を買わせようとするケースもあるので、こういった企業も注意が必要です。
売上に関して社員に責任を取らせる様な会社は、ブラック企業だと言えます。
3.残業や休日出勤に関する事
企業によっては、残業した後にタイムカードを切らしてくれないのに、残業が多いと言う様な所もあります。
また、休日出勤せざるを得ない状況なのに、その後代休がなかったり、有給休暇を消化している社員がいないと言う所もあります。
残業や休日出勤に関してしっかりとしていない所は、ブラック企業の大きな特徴と言えるので、こちらも見極める一つのポイントと言えます。
上記以外にも
● 出社時間が始業時間より早いのが当たり前
● 昼休みと休憩時間がまともに取れない
● タイムカードが基本的に存在しない
● 定時退社の時間がない
と言う場合は、ブラック企業を疑った方が良いかもしれません。
その他.一覧
上記3つのチェックポイント以外にも、以下の様な所はブラック企業の可能性があるので、確認してみてください。
● ネット上の掲示板などに批判や悪い噂がたくさんある
● 社員同士の会話が会社の愚痴ばかり
● 社長に対して意見を言える人が一人もいない
● 会社の理念が昔ながらの精神論ばかり
● 就業時間が長い割に、売り上げが毎年よくない
● 深夜まで会社に誰か残って仕事をしている
● 昇給や賞与がここ数年全くない
● 入社前に聞いていた職場環境と全く違う
これらに多く当てはまれば当てはまる程、その会社はブラック企業だと言えます。
ブラック企業を抜け出す方法!
前項でご紹介した”ブラック企業チェック”を行い、実際にあなたが勤める会社がブラック企業だった場合、その後の退職方法に関しても知っておきたい所です。
ブラック企業の中には”すんなり辞めさせて貰えない”と言う所も多いので、退職や転職を考える場合は以下の抜け出し方をしっかりと把握しておいてくださいね。
ブラック企業の抜け出し方3選!
1.勤務しながら転職活動をする
ブラック企業を抜け出す為には、まず現状よりも未来を見据えて行動を起こす事が必要となります。
ブラック企業の特性として、勤務時間が長く、プライベートの時間をほとんど取れないと言う場合もあるかと思いますが、貴重な休みの日を削ってでも、1ヶ月は転職活動に専念した方が良いです。
今現在はネット上を探せばたくさんの≪優良な転職エージェントや転職サイト≫があり、全てのサービスが無料で利用できます。
こういったサービスのほとんどで、円満退職の方法などもエージェントやキャリアアドバイザーがアドバイスしてくれる上に、次の転職先が決まれば、今現在所属しているブラック企業も何も言えません。
まずは勤務しながら転職活動をしっかりとされる事をオススメします。
2.民法を盾に退職報告をする
辞める際には事前に退職希望の旨を会社に伝える必要がありますが、基本的に民法627条に以下の様に書かれています。
1.当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
2.期間によって報酬を定めた場合には、解約の申入れは、次期以後についてすることができる。ただし、その解約の申入れは、当期の前半にしなければならない。
3.六箇月以上の期間によって報酬を定めた場合には、前項の解約の申入れは、三カ月前にしなければならない。
上記より、会社から貰える給料を毎月ごとに貰っている様であれば、基本的に2週間前に退職の旨を伝えれば全く問題ありませんので、もし会社から引き留めにあったり、「そんな直前に言われても辞めさせられない!」と言われても、強制的に退社し、働いた分の給料を受け取る事が出来ます。
3.給料問題などは、退職後に解決する
上記の様に、無理矢理退社すると、「給料が貰えないのではないか・・・」と感じてしまいますし、中には会社の人間から脅迫じみた事を言われる可能性があります。
そんな時でも基本的に2週間前に退職届を出しておけば問題ありませんし、給料が払われない場合などは、退職後に”労働基準監督署”に行けば、貰えるように指導してもらえます。
ただ、給料を受け取っていないと言う証明は必要となる場合がありますので、貰えなかった経緯をしっかりと覚えておく事は重要ですし、振り込んで貰っていない証拠として口座を見せたりと言う事は必要になるかもしれません。
ブラック企業を抜け出した後の転職先は?
ブラック企業をうまく抜け出せても、その後またブラック企業に入ってしまったのでは意味がありません。
そこで、次の転職先を選ぶ際にはどうすればいいか?についてもまとめてみました。
次の転職先を選ぶ際の注意点!
前項でも少し紹介しましたが、基本的にブラック企業を退社しようと思うと、事前に転職先を見つけて行く方がスムーズに行きます。
転職の際には≪優良な転職エージェントや転職サイト≫を利用するのがオススメだと言う事は先ほどお伝えしましたが、まずは「今の会社がブラック企業だから辞める」と言う旨をキャリアアドバイザーやエージェントに伝えておくべきです。
その上で、キャリアアドバイザーやエージェントから事前に次の転職先の内部事情について情報を得ておくと、次の転職先でブラック企業にあたってしまう事もありません。
ちなみに≪優良な転職エージェントや転職サイト≫でも、担当者やサービスによっては内部事情に詳しくない場合もあるので、出来れば転職サービスの登録は2〜3つ同時に登録しておくのがオススメです。
ブラック企業の辞め方に関して悩んでいる人も多いようですが、基本的に2週間前に退職届を出せば問題なく辞める事が出来てしまいます。
ただ、円満に辞めようと思えば≪転職エージェントや転職サイト≫を利用し、コンサルタントやエージェントに相談した上で、次の転職先を決めておく方が良いかと思います。
せっかく当記事をご覧頂きましたので、この機会にまずは次の転職先の情報収集からでもはじめて見て下さいね。