プロゲーマーになりたい! なり方や専門学校、何歳までなれる?
ここ最近は「eスポーツ」が話題に上がる機会が増え、それとともに今まで以上にプロゲーマーへの注目度も高まっています。
そんなプロゲーマーへの憧れをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
もし本気でプロゲーマーを目指そうというときには、事前に以下の様な疑問を解消させておく必要があります。
● 「プロゲーマーってどれくらい稼げる職業なんだろう?」
● 「プロゲーマーのなり方って?専門学校に行くべき?」
● 「プロゲーマーは何歳まで活躍できる?」
そこで今回は、こうした疑問を解消していただける情報をまとめていきます。
プロゲーマーに興味があるという方は、是非チェックしてみてくださいね。
プロゲーマーってどれくらいいるの?収入は?
まずは、プロゲーマーを取り巻く日本の現状や収入面について見ていきましょう。
日本人プロゲーマーはごくわずか
アメリカや韓国、中国などでeスポーツが盛り上がっていることもあり、海外には1万人近いプロゲーマーがいるといわれています。
しかし、日本人プロゲーマーに限定するとその数はごくわずかとなります。
日本にもゲームによって収入を得ている人はいるのですが、そういった人の多くはゲーマー以外の収入源も持っています。
一般的なプロ○○に当てはめて考えると、そういった人はプロゲーマーとはいえません。
なぜ日本にはプロゲーマーが少ないのか?
その理由としては、日本はまだeスポーツをスポーツとして認めないという風潮が強く、国からのサポートなどは夢のまた夢、というような状況にあることがまず挙げられます。
また、日本で好まれるゲームの中にeスポーツの定番ゲームがなかなか入ってこないという点も挙げられます。
そうすると日本で競争相手を見つけられず、レベルアップしにくくなってしまいます。
さらにeスポーツの大会は基本的に団体戦なので、そのチームメンバーを揃えて一緒に練習をするという環境を作り上げること自体、日本ではなかなか厳しいものとなってしまうのです。
プロゲーマーの年収ってどれくらい?
プロアスリートの世界と同様、プロゲーマーの年収もピンきりです。
中には年収1億円を稼ぎ出すプロゲーマーもいます。
そういったレベルになると、大会賞金のほかにスポンサー契約による収入なども大きなものになってきます。
プロゲーマー全体の平均年収は、400万円ほどといわれています。
ただ日本のプロゲーマーの場合、その平均年収は100万円ほどに下がってしまうようです。
100万円の年収では生活ができないですが、これにはスポンサー契約による収入等は加わっていません。
なお、eスポーツに参加するプロゲーマーの賞金ランキングは下記Webページにてご覧いただけます。
https://www.esportsearnings.com/players
プロゲーマーになるにはどうすればいいの?
「プロゲーマーになりたい」という気持ちがある場合、プロゲーマーへの具体的ななり方も当然気になってきます。
実際のところ、プロゲーマーになるためのルートにはどのようなものがあるのでしょうか?
プロゲーマーになるには
1.プレイ環境を整え、ゲームの腕を磨く
2.レートを上げる
3.プロゲーミングチームに入る
かなりざっくりしてますが、プロゲーマーのなり方のひとつは概ね上記のとおりです。
なお所属するチームによっては応募の際に大会出場経歴が必須だったりしますので、プロゲーマーになるためには大会への出場も考えるべきでしょう。
Webで「プロゲーミングチーム」と検索しますと、プロゲーミングチームのWebサイトがいくつか出てきます。
そちらをクリックした先には採用情報ページがありますが、チームによっては現在募集を停止している場合もあります。
また、仮に募集していたとしても採用人数は決して多くありません。
ですから「プロゲーミングチームに入る」というのは、プロゲーマーとしての第一歩を踏み出すための最初の難関といえます。
晴れてプロゲーミングチームに入ったとしても、思うような結果を出せなかったり練習についていけなかったりすれば、チームを離れることになります。
プロゲーマーのドキュメンタリー等を見ましても、プロゲーミングチームは非常にシビアな環境の中で練習をしていることが窺えます。
プロゲーマーの専門学校ってどうなの?
「プロゲーマーのなり方」を考えるときに、プロゲーマーの専門学校を思う浮かべることもあるかもしれません。
プロゲーマーを目指すルートとしては気になる専門学校ですが、専門学校へ通うとなると当然学費が発生します。
とある専門学校では2年で約300万円の学費がかかるので、進学するためにはまずは保護者を説得することから始めなくてはなりません。
プロゲーマーの厳しさを考えれば、その説得に苦労するケースは少なくないでしょう。
ただ、専門学校を選ぶことで以下の様なメリットも得られます。
- プロゲーマーが講師として指導してくれる。
- 学生同士でチームを組み結果を出せばスポンサーが付く。そして、そのチームをそのままプロゲーミングチームにできる可能性がある。
- eスポーツに携わる仕事について学べるコースもあるので、プロゲーマーには向いていないと思ったときでもそれを受け皿にすることができる。
もしプロゲーマーの専門学校が気になるようであれば、まずは資料請求等をしてみてはいかがでしょうか。
プロゲーマーは何歳までやれる?
ずっと集中しながら長時間ゲームをプレイするというのは、非常に体力を消耗します。
年齢を重ねるにつれどうしても体力は衰えていきますし、プロゲーマーに必要な反射神経も加齢の影響を大きく受けます。
プロゲーマーの世界では20代後半から反射神経が下降へと転じていくといわれていますから、それくらいの年齢になると結果を出せなくなり、プロゲーマーとしての限界を感じるケースも多くなります。
その一方で、29歳の年にふたたびゲームの世界に舞い戻るという、梅原大吾さんのような例もあります。
他のスポーツの世界にも、年齢を重ねてもなお一線級の活躍をする選手がいるように、プロゲーマーとしての限界もその人次第なところはあります。
ただ、梅原大吾さんのようなキャリアはレアケース中のレアケースと思ったほうがいいでしょう。
ですからプロゲーマーを目指すのであれば、自身のセカンドキャリアについてもあらかじめ考えておく必要があります。
さて今回は、「プロゲーマーになりたい」と考える方に向けて、そのなり方や専門学校の特徴などについて紹介してきました。
ご覧のように、プロゲーマーというのは非常に厳しい世界です。
プロゲーマーとして花開いたとしても、その将来にはやはり不安が残ります。
そういった面も含めたうえで、本気でプロゲーマーを目指すかどうかを、まずは考えてみる必要があるのではないでしょうか。