副業解禁はいつ?なぜ? 解禁する理由とメリット、デメリットは?
「本業以外からの収入もあれば、もう少しゆとりのある暮らしができるのになぁ」
などと考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし、企業によっては許可なく副業をすることを就業規則で禁じているため、その場合は副業をすること自体のハードルが割と高いのです。
そんな状況を打開してくれるかもしれないのが、政府主導による「副業解禁」への動きです。
この副業解禁に対しては、以下の様な疑問が出てくることもあるかもしれません。
● 「副業解禁はいつ頃なんだろう?」
● 「そもそも、なぜ副業解禁なの?」
● 「副業解禁にはどういったメリットがある?」
そこで今回は、こうした疑問を解消していただける情報をまとめていきます。
副業に興味のある方もない方も、是非チェックしてみてくださいね。
副業解禁は一体いつ?なぜ解禁されるの?
こちらでは、副業解禁の時期やその理由について説明していきます。
副業解禁は具体的にいつ行なわれる?
厚生労働省では、「モデル就業規則」というものを公表しています。
その第11条第6項では、副業について以下のように規定しています。
“許可なく他の会社等の業務に従事しないこと”
つまり、現行のモデル就業規則では会社の許可がない限り「副業禁止」となっているわけです。
しかし今、この規定を改定し、事実上の副業解禁が行なわれようとしています。
具体的な時期は、2017年11月中旬のニュース内では「年度内」とされていました。
ですから2018年3月中までには、何らかの形で事実上の副業解禁が発表される見込みです。
また政府では、副業解禁に向けた改定とともに、長時間労働防止や従業員の健康管理についてのガイドライン策定も行っているとのことです。
政府主導の副業解禁…なぜ?理由は何?
日本政府は現在「働き方改革」に力を入れています。
その一環として行なわれるのが今回の「副業解禁」です。
日本は今後、超少子高齢化社会を迎えます。そうなると、必然的に働き手が不足してしまいます。
すでに人手不足にあえぐ業界もありますが、今後はさらに事態が深刻化することが予想されます。
政府がモデル就業規則で副業解禁を打ち出すことで業界全体に副業解禁の動きが広まれば、そうした人材不足を解消する一助になる可能性があります。
副業解禁のメリット・デメリット
副業には、働く側・企業側にとってそれぞれどういったメリット・デメリットがあるものなのでしょうか?
働く側のメリット
- 収入アップ。
- 副業の内容によってはスキルアップができる。
- 副業の経験がキャリアアップにつながることもある。
- 趣味的な副業であれば良いリフレッシュになり、本業への活力にもなり得る。
働く側のデメリット
- 本業とのバランスを考えないと、長時間労働が顕著になり体を壊してしまう可能性がある。
- 副業が原因で体調が思わしくなく、本業でミスを連発するようなことがあると、社内での信用を失ってしまう。
企業側のメリット
- 副業が、社外における従業員の成長機会となり得る。
企業側のデメリット
- 副業を始めたことで転職を考えるようになる場合があるので、人材流出のリスクがある。
企業としては、上記のようなリスクがあるから副業禁止のままとしたくなるかもしれません。
ただ今の時代、たとえ副業により従業員が離職することになったとしても、その従業員の出戻りを受け入れるような制度等があったほうが企業にとっても好都合といえるのではないでしょうか。
副業解禁に向けて!オススメの副業は?
クラウドソーシングサービス
「Webサイト制作ができる」「アプリ開発ができる」「イラストが描ける」「文章が書ける」
こうしたあなたの「できる!」や「やってみたい!」を仕事につなげてくれるのが「ランサーズ」などのクラウドソーシングです。
クラウドソーシングに登録し、できる仕事や興味のある仕事に提案をし、クライアントから「あなたに依頼します」と決まれば、プロジェクトに着手できます。
また、その仕事ぶりが評価されれば、直接依頼という形で仕事を受けることもできます。
仕事内容によっては現地取材などもありますが、基本的にクラウドソーシングを通じて依頼される仕事は在宅でできるものが多いので、在宅の副業を探している場合にはとくにおすすめです。
アフィリエイト
アフィリエイトとは、自身が運営するサイトやブログにて広告主の商品等を紹介し、そこからユーザーが商品購入などのアクションを起こした場合、報酬を得ることができるシステムです。
アフィリエイトはもはや、副業の定番にもなっていますね。
ただ、稼ぐための難易度はクラウドソーシングよりもかなり高いといえます。
クラウドソーシングですと、ライティングカテゴリなどであれば小遣い程度のお金は稼ぐのはそこまで難しくありません。
1回あたりの報酬が少なくても、それを積み重ねていけば小遣い稼ぎとしては十分な金額になります。
ただアフィリエイトとなると、そのお小遣い程度のお金を稼ぐまでに辞めてしまう人も少なくありません。
その一方で、稼げる人はそれを本業にできるほどの収益を得ています。
もし興味があれば、まずはアフィリエイトについての情報収集から始められることをおすすめします。
代行業
在宅での副業にこだわりがないのであれば、代行業はいかがでしょうか?
運転代行や家事代行、ベビーシッターなどの定番の代行から、墓参り代行、結婚式の代理出席といった変わり種の代行まで、代行業には実に幅広い仕事があります。
もともと代行してほしいことができる人にとっては特別なスキルが必要ありませんから、気軽に始められるのも魅力ですね。
運転代行は求人も多く見つかりますし、家事代行も実に多くの業者が参入していますので、こういったメジャーな分野ですと副業も比較的始めやすいのではないでしょうか。
さて今回は、気になる副業解禁についての情報を中心にお届けしてきました。
上記にもあったように、副業解禁は2018年春頃行なわれる見込みとなっています。
ただ、実際に現場レベルで副業の活発化が実感できるのはまだ先のことかもしれません。
ですが副業に興味があるのであれば、副業について早めにいろいろと知っておくに越したことはありません。是非思うがままに、さらなる情報収集を重ねてみてくださいね。