営業事務と一般事務の違いは?どっちが大変?総務事務との違いは?
「転職サイトなどでよく営業事務と一般事務の求人を見るけど、これってどう違うんだろう?」などと疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
どちらも同じ事務職ではあるのですが、その違いといわれると困ってしまうこともあるかもしれません。
また、営業事務と一般事務や、総務事務については以下の様な疑問が出てくることもあります。
● 「営業事務と一般事務ならどっちがより大変?」
● 「営業事務は一般職でいいの?」
● 「営業事務と総務事務の違いは?」
世の中には○○事務という言葉がたくさんあるので、その違いについて詳しく知っていくことも求人選びでは大切になります。
そこで今回は、営業事務や一般事務の違いなどについてさまざまな情報をお届けしていきます。是非チェックしてみてくださいね。
営業事務と一般事務の違いまとめ!比較すると勤めるべきなのはどっちか分かる!?
営業事務と一般事務には、どういった違いがあるのでしょうか?
営業事務や一般事務のやりがいや、労働内容、残業、休日の違い、また正社員の求人数の多さや必要なスキルの違いなど、より詳細にご紹介させて頂きます。
営業事務と一般事務の違い
ここでは、営業事務と一般事務の違いを体系立てながらご紹介します。
そもそも営業事務とは?
職種名については、それぞれ明確な定義があるというわけではありません。ですが一般的に、営業事務というのは営業部門において営業担当者のサポートをする事務職となります。
また、営業担当のサポートには「社内業務」と「社外業務」の2種類が存在します。
基本的には社内業務とは、社内でのメールのチェックや、営業担当者のスケジュールのチェック、見積書や請求書の作成がこれにあたります。
社外業務とは、来客時に営業担当に代わり顧客との打ち合わせや、来客への対応などがこれにあたります。
一般事務と違い営業担当者の業務が効率よく進むように、営業事務がサポートをするということです。営業事務は、営業担当者が帰社後に打ち合わせをすることも珍しくなく、あくまで営業担当との深い連携が必要です。
そもそも一般事務とは?
一般事務が行う事務仕事は、企業のさまざまな部門で求められることになります。
つまり、営業事務のように営業に特化した業務だけでなく、一般的な見積書・請求書のデータ入力や、ファイリング、お客様の情報や売り上げ等の整理、郵便物の発送、備品管理などその業務範囲は多岐に渡ります。
ただし、同じ営業事務や一般事務でも、仕事内容は企業によってさまざまです。
仕事内容の線引は難しい部分があり、場合によっては一般事務でありながらも営業事務のような仕事をすることもあれば、その逆もあります。
なお、営業事務も一般職のひとつになります。事務系仕事で総合職に該当するのは、一般的に経理や総務、人事、法務といった職種です。
一般事務と営業事務、やりがいがあるのはどっち?
一般事務と営業事務は、「どう違うのか」イマイチぴんとこないという方も多いはずです。ここでは、一般事務と営業事務のやりがいについてみていきましょう。
一般事務のやりがいとは
採用される企業によって、一般事務の業務範囲は異なりますが、書類作成やデータ入力、電話対応や来客の取次など、その範囲は多岐に渡ります。
このことから、企業全体だけでなく、顧客の対応までをこなすマルチな職業といえるでしょう。
日常業務を淡々とこなす一方で、急な電話や来客に対応する柔軟さも必要となります。社員からも頼りにされ、多くの業務を覚える必要があることから最初は大変かもしれませんが、多くのやりがいを感じるでしょう。
まさに一般事務は会社の顔と言っても過言ではありません。
営業事務のやりがいとは
営業事務のやりがいは、なによりも一般事務では味わえない売り上げ目標達成の喜びを味わえることです。
もちろん営業担当者のようにノルマがあるわけではありませんが、営業担当者の業務効率化をサポートするため、間接的に売り上げに貢献できるのです。
また一般事務では体験することのないやりとりとして、営業の進捗管理があります。営業事務は、事務作業だけでなく、営業の目標金額や件数を把握して、売り上げ達成へ向けて営業に指示を出すこともあります。
たとえば、「A社への書類作成は明日までですよ?」などと進捗状況を管理して、営業担当者と共有するなど、マネージャーのようなやりとりもあります。
そして、営業案件が多い場合には営業担当者の代わりに資料を作成します。
営業担当者の売り上げ達成に貢献するというやりがいと、それによって会社が成長するというやりがいを味わうこともできるのです。これは一般事務では味わえない喜びになるでしょう。
営業事務と一般事務、大変なのはどっち?
ここでは、営業事務と一般事務の給与面、残業、労働内容などから、大変さという観点で比較していきたいと思います。果たして、営業事務と一般事務にはどのような大変さがあるのでしょうか。
営業事務の労働環境
平均給与(DODA平均年収2017年調べ) | 全体323万円 |
---|---|
男性365万円 | |
女性315万円 | |
平均残業時間(DODA 2018年調べ) | 月13.9時間 |
土日祝出勤の有無 |
週休2日制(土日祝日休みが多い) |
労働環境 | 9:00〜18:00など定時が多い |
参考元:
平均年収ランキング2017【ランキング】|DODA
平均年収ランキング2017【職種別】| DODA
15,000人の残業時間ランキング|DODA
営業事務の労働環境について、具体的にみていきましょう。まず、平均給与ですが日本最大級の転職エージェントサービスを展開するDODAの2017年平均給与によると、営業事務は全体で323万円となっています。
男性では365万円、女性では315万円となり、同社が調査している2017年平均年収ランキングによる日本の平均年収418万円を下回る結果となりました。
ただし、あくまでも平均年収ということですので、外資系企業の営業事務などの場合平均年収で500万円を超えている場合もあります。あくまで目安として参考になさってください。
また、同じくDODAによる2018年平均残業時間調べによると、営業事務の平均残業時間は、月13.9時間と少ない現状がわかりました。これは、同社が調査した124職種の中でも、上位10位にランクインする結果です。
労働環境全体の評価としては、残業時間も少なく、基本的には土日祝日を休みとし、定時で業務が終了する比較的良質な労働環境といえるでしょう。
一般事務の労働環境
平均給与(DODA平均年収2017年調べ) | 全体328万円 |
---|---|
男性380万円 | |
女性309万円 | |
平均残業時間(DODA 2018年調べ) | 月12.2時間 |
土日祝出勤の有無 |
週休2日制(土日祝日休みが多い) |
労働環境 | 9:00〜18:00など定時が多い |
参考元:
平均年収ランキング2017【ランキング】|DODA
平均年収ランキング2017【職種別】| DODA
15,000人の残業時間ランキング|DODA
一般事務の全体平均給与ですが、同じく転職エージェントサービスを展開するDODAの調査によると、営業事務よりも5万円上回る結果で、328万円となっています。
また男性の平均給与も営業事務よりは高い結果ですが、女性の場合には、営業事務の方がやや高いという印象です。全体としては大きな差はないといったところ。
もちろん一般事務の場合にも、企業によりますので、平均給与を上回る一般事務職が存在します。
残業時間については、同社が調査した124職種の中でも、上位4位にランクインする結果です。
このことから、営業事務よりも一般事務の方が、定時での帰宅率が高いことが言えるでしょう。
また、休日に関しても土日祝日休みの会社が多く、育児や家事との両立を考える女性でも働きやすい職業といえます。
一般事務の労働環境全体の評価としては、営業事務よりも残業時間も少なく、基本的には土日祝日を休みとし、定時で業務が終了する比較的良質な労働環境になります。
営業事務と一般事務の仕事内容の違い
ここでは、営業事務と一般事務の仕事内容の違いについてご紹介させて頂きます。まずは、比較しやすいように、営業事務と一般事務が同一で行う業務について触れていきましょう!
※営業事務と一般事務の仕事内容は、あくまで目安となります。企業によって業務範囲が異なるためです。
営業事務と一般事務の同一業務
● 来客・電話対応
● 請求書や納付書、プレゼン資料の作成
● 郵便物の仕分けや管理業務
● ファイリングやデータ入力
営業事務の仕事内容
● 商品の受発注
● 商品管理
● 在庫管理
● 納期管理
● 営業職関連請求書作成
● 営業職関連資料作成
● 営業職関連電話応対
● 営業職関連プレゼン資料作成の手伝い
一般事務の仕事内容
● メール応対
● 書類作成
● 勤怠管理
● 備品管理・発注
営業事務と一般事務は、基本的にはメールや来客・電話対応、ファイリング、請求書や納付書の管理、郵便物の仕分けなど共通の業務も多いです。
その中で唯一あげる違いは、営業職に関するサポートの有無です。
一般事務では、広範囲に事務作業をしますが、営業事務では営業担当者に関わるスケジュール管理や、営業担当者の代わりに書類作成をするなどの営業職に特化した業務が追加になるイメージで良いでしょう。
営業担当者に代わって顧客と連絡を取ったり、営業担当者に代わり来客対応をしたり、営業職のサポートのため在庫管理をし、営業担当に報告・共有するのが営業事務のお仕事です。
営業事務と一般事務の志望動機の違い!面接に受かるには?
営業事務は顧客対応経験をアピールしよう!
≪参考元:営業事務に求められるスキル|マイナビキャリレーション≫
上記のグラフは、マイナビキャリレーションによる営業事務に関するスキルをまとめたものです。
グラフを参照するとおわかりになる通り、営業事務はPCスキルや、スケジュール管理能力のような事務スキルに加えて、高いコミュニケーション能力が必要です。
つまり面接対策でも自身にコミュニケーションスキルや、顧客対応経験があることをアピールすると効果的でしょう。
それらを踏まえた【志望動機】と【面接対策】の例は以下の通りです。
志望動機参考例
ぜひ貴社の〇〇というサービスに貢献したいと思い志望致しました。
私は、これまでパソコンインストラクターやレストランでの接客業務の経験があります。お客様とコミュニケーションを図ることが得意で、パソコンインストラクターという経験を生かして、MOSや秘書検定準1級などの各種資格も所持しています。
実際に、私が勤務していたパソコンスクールで、売り上げNo.1の表彰を受けたこともあり、顧客対応には自信があります。事務スキルと顧客対応の経験を生かして、ぜひ貴社の売り上げ貢献・顧客満足度に貢献できればと考えております。
一般事務は柔軟な対応力をアピールしよう!
≪参考元:一般事務に求められるスキル|マイナビキャリレーション≫
上記のグラフは、マイナビキャリレーションによる一般事務に関するスキルをまとめたものです。
こちらのグラフをご覧になるとおわかりになる通り、一般事務は事務スキルに加えて、臨機応変な対応力が必要であることがわかります。
つまり、面接時の志望動機に関しても、事務スキルに加えて、柔軟な対応力についてもアピールすると良いでしょう。
それらを踏まえた【志望動機】と【面接対策】の例は以下の通りです。
志望動機参考例
これまでは販売職として、約5年間幅広いお客様との応対をして参りました。前職は中小企業であったため、伝票処理や在庫管理、さらには電話対応や接客業務など幅広く同時進行で業務をする必要があり、柔軟な対応力には自信があります。
これまで培ってきた優先順位をつけて効率良く業務を行う方法や、業務スピードを貴社のサービスに生かせるよう努力して参ります。
一般事務と営業事務、正社員の求人が多いのはどっち?
ここでは一般事務と営業事務を比較して、正社員の求人が多いのはどちらなのか比較検討していきたいと思います。
今回比較検討するのは日本最大級の転職支援サービスを展開する「DODA」です。
検討する方法は、DODA「トップページ」から「事務・アシスタント」へすすみ、「営業事務・一般事務」より、検索窓に「一般事務」、「営業事務」と条件を絞り込み求人検索をしています。
また、雇用形態を「正社員」に指定。
その結果、一般事務の正社員求人数は「312件」の該当、営業事務の正社員求人数は「741件」と営業事務の方が多いことが明らかとなりました。(2018年11月5日時点)
一般事務と営業事務に必要なスキルの違い!取っておきたい資格は?
ここでは、一般事務と営業事務に必要なスキルの違いや、取っておきたい資格について触れていきます。
一般事務と営業事務におけるスキルについては、「営業事務と一般事務の志望動機の違い!面接に受かるには?」でも解説致しました。
営業事務の場合には、事務スキルに加えて高いコミュニケーション能力を必要とします。これは、営業職のサポートをする営業事務ならではというスキルです。
営業職に代わって顧客とのやりとりもする可能性が高いことから、コミュニケーションスキルを必要とするのです。
また、一般事務に必要なスキルについては柔軟な対応力を必要とします。事務処理や電話・来客対応など、1人で対応する幅の広い職種ですので、柔軟性が非常に重要です。
また一般事務や営業事務は実務未経験からでも挑戦できる職種ではありますが、転職を有利にするための資格についても見ていきたいと思います。
一般事務にあると良い資格
MOS(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)
Word、Excel、PowerPointなどのマイクロソフト・オフィスの習得度を認定する資格になります。一般事務は、業界未経験でも入社できる職種ですので、周囲の人と差をつける意味でも有利に働くでしょう。
簿記
一般事務は、中小企業など企業規模が小さくなると、経理担当がいない職場で経理業務も兼務する可能性もあります。そのような場合には、簿記2級以上あると転職先からの印象もアップするでしょう。
秘書検定
「なぜ一般事務で秘書検定なの?」と感じる方も多いかもしれませんが、秘書検定はビジネスマナーを認定する資格になります。
ビジネスマナーをはじめ、ファイリングなど習得しておくと一般事務に生かすことのできる内容も数多いです。取得しておいて損はないでしょう。
営業事務にあると良い資格
MOS(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)
簿記
TOEIC
外資系企業の営業事務の場合は、営業事務も英語力が必要とされます。また外資系では年収も高く、ほかの営業事務と差をつけることができるジャンルの1つです。また、英語のほかにも中国語などを習得している人材も有利に働くでしょう。
秘書検定
秘書検定は、一般事務でも保有していると有利に働く資格ですが、営業事務は一般事務と比較をしても顧客対応が多い職種ですので、秘書検定でも2級以上の保持が望ましいです。
秘書検定2級以上であれば、失礼のないビジネスマナーを理解しており、実践できます。
このように、一般事務と営業事務ではおすすめの資格にはやや違いがありました。
しかし、基本的にはこれらの資格がないといけないということではなく、重要なのはこれまでの社会人経験で、事務職へ適用できる能力があるかどうかです。
伝票処理や顧客対応など、アピールできる点を棚卸ししておくことが重要。
一般事務と営業事務の就業環境はどう?働く人の男女比率は?
一般事務と営業事務の就業環境の違いですが、基本的には定時での勤務が多く、休日も土日祝日が多いようです。
また残業も、日本最大級の転職エージェント「DODA」(2018年調べ)の調査によると、一般事務の月平均残業時間は、12.2時間に対して、営業事務が月平均残業時間13.9時間とやや長い印象ですが、全職種から比較すると非常に良質な就業環境といえます。
一般事務の男女比について
一般事務職の男女比についてみていきましょう。以下は、転職エージェント大手の「DODA」による調査結果を参考にしたものです。
≪参考元:あの職種とはどんな仕事?doda職種図鑑|DODA≫
一般事務職の男女比は、女性が77%、男性が23%と圧倒的に女性が多い印象です。働きやすい環境ということも合間って、女性が多く占めています。
営業事務の男女比について
営業事務職の男女比についてみていきましょう。以下も、転職エージェント大手の「DODA」による調査結果を参考にしたものです。
≪参考元:あの職種とはどんな仕事?doda職種図鑑|DODA≫
営業事務職に関しても、圧倒的に女性比率が多く、全体の82%となっています。男性比率は、全体の18%にとどまっています。
未経験でも一般事務や営業事務への転職は可能?転職がしやすいのは?
労働環境が恵まれていることや、結婚や出産、育児などのライフイベントにも柔軟に対応できることから、未経験で一般事務や営業事務に転職したい方も多いはずです。
結論からお話しすると、未経験から一般事務や営業事務に転職することは可能です。ただ、どのようなジャンルでもすんなりと未経験から転職できるとは限りません。
下記をご覧ください。こちらは、日本最大級の転職サイト「マイナビ転職」による2017年12月19日の調査結果になります。
≪参考元:未経験から事務(一般事務、営業事務)になれる?転職を成功させるには?|マイナビ転職≫
こちらの調査によると、一般事務と営業事務による業界未経験でもOKの求人の割合が高い業種は、1位が「金融・保険」、2位が「IT・通信・インターネット」、3位が「マスコミ・広告・デザイン」となっています。
これらのジャンルであれば、一般事務や営業事務に関しての実務経験がない場合でも十分転職することは可能です。
ただ、同時にこれらのジャンルに関する予備知識を持っている方が、転職に有利に働きますので、実務未経験者であっても予備知識の習得は必要でしょう。
たとえば、1位の「金融・保険」の一般事務、営業事務に転職したいのであれば「ファイナンシャルプランナー資格」などがこれにあたります。3級や2級のファイナンシャル・プランニング技能検定であれば、知識が全くない状態からでも取得可能です。
このように、未経験から一般事務や営業事務に転職したい場合でも、その業種の知識を習得しようとしているか、そうでないかで転職先のイメージも変わります。
営業事務と一般事務の給料の違い!将来的に給与アップが期待できるのは?
ここからは、営業事務と一般事務の給料事情についてご紹介させて頂きます。果たして、営業事務と一般事務で年収等に差があるのでしょうか。
営業事務と一般事務の平均年収と月収の目安相場!
営業事務と一般事務の平均年収の相場ですが、以下の通りです。
営業事務の年収相場
平均給与(DODA平均年収2017年調べ) |
全体323万円 |
---|---|
男性365万円 | |
女性315万円 |
≪参考元:平均年収ランキング2017【職種別】| DODA≫
一般事務の年収相場
平均給与(DODA平均年収2017年調べ) |
全体328万円 |
---|---|
男性380万円 | |
女性309万円 |
≪参考元:平均年収ランキング2017【職種別】| DODA≫
さらに、営業事務と一般事務の月収相場ですが上記の表を12ヶ月で換算すると、以下の通りです。(小数点以下四捨五入)
営業事務の月収相場
平均月収 |
全体約27万円 |
---|---|
男性約30万円 | |
女性約26万円 |
一般事務の月収相場
平均月収 |
全体約27万円 |
---|---|
男性約32万円 | |
女性約26万円 |
平均月収相場は、営業事務、一般事務ともに全体約27万とほとんど同じであることがわかりました。あくまで目安となりますが、ぜひ参考にしてください。
将来的に給料アップやキャリアアッが期待できるのは?
結論からお伝えすると、営業事務でも一般事務でも将来に渡りキャリアアップすることは可能です。一般的には、営業事務であればコミュニケーション能力が問われ、一般事務であれば事務職の柔軟性が求められると言われています。
しかし、今後の事務職はそれだけのスキルではキャリアアップできない可能性も考えられます。
AI(人工知能)等の台頭により、事務職も将来的にAIに取って代わられるかもしれない仕事にランクインしているからです。
また、事務職の現状として結婚後も続けやすい職種として女性からの人気が高い一方で、求人倍率が他職種と比較をして非常に低いです。
競争率が高い状態が継続しています。これらの背景要因を踏まえると、営業事務や一般事務であっても、今後は「マーケティング」や「人事」、「貿易事務」、「法務事務」、「財務事務」などの専門分野へキャリアアップすることも視野に入れた方が良さそうです。
派遣として働く営業事務と一般事務の時給の違い!そもそも派遣の事務職求人はある?
「株式会社リクルートジョブズ」の2018年9月度の派遣スタッフ募集平均時給調査によると、三大都市圏(関東・東海・関西)の平均時給は、1,640円となっています。
それでは三大都市圏での営業事務と一般事務の派遣社員の時給をみていきます。
参考元:2018年9月度 派遣スタッフ募集時平均時給調査|株式会社リクルートジョブズ
こちらの調査によると、2018年9月度の派遣営業事務の時給は、「1,502円」となり、これは前年度と比較すると1.1%の賃金アップとなります。
同様に派遣一般事務の時給は、「1,497円」となり、これは前年度と比較すると2.3%の賃金アップとなっています。
時給としてみると、営業事務の方が高いという結果になりましたが、前年度と比較した賃金動向をみると、一般事務の方が高いという結果です。
また、派遣事務求人はあるかということですが、人材派遣の求人情報サイトを運営する「リクナビ派遣」によると、2018年11月5日現在での一般事務の派遣求人は、関東エリアだけでも「12,515件」と充実しています。
さらに営業事務に関する関東エリアの派遣求人数は、「3,284件」と一般事務よりは少ないですが、こちらも豊富な求人が揃っています。
営業事務と総務事務とはどう違う?
ここでは、営業事務と総務事務との違いについて、いまいちわからないという方に、詳細情報をお届けします。
営業事務と総務事務の違い
わかりやすくお伝えすると、営業事務が営業担当者のサポートを中心とした事務職に対して、「総務事務」は企業全体に関わる事務業務を行います。
総務事務の業務内容の目安は以下の通りです。
● ファシリティ・備品の管理
● 稟議書や社内規定、社内ルールの作成
● 役員会や株主総会、会議等の運営サポート
● 電話対応、来客対応
● 郵便物や行政への届け出対応
● 福利厚生業務(慶弔関係、勤怠管理、健康診断の案内、サービス契約関係)
● 新入社員への就業規則等の説明
このように、企業の窓口として知られている総務事務は、備品の管理から、勤怠管理、電話や来客対応、福利厚生業務、社内規定の作成、社員への各所連絡など企業全体の業務を一手に担う役割があります。
その仕事内容には書類作成や電話応対、勤怠管理、データ集計といった一般的にイメージする事務的な仕事もあれば、契約書の法的な問題の確認や企業コンプライアンスの作成や特許申請書類作成、福利厚生制度整備など、「こんな仕事までやるの?」というような仕事も含まれます。
もちろん総務事務に関しても企業ごとで仕事内容が異なる場合がありますが、どの企業でも総務事務となると仕事内容はより幅広くなるのではないでしょうか。
総務事務の平均年収や月収、時給はどれくらいなの?
営業事務や一般事務と違い、企業全体を統括した事務作業が多い総務事務。やはり気になるのは、お給料事情ではないでしょうか。
「マイナビキャリレーション」によると、「マイナビワークス」が保有している求人データから2017年12月時点で調査した結果、総務事務の平均時給は「1,459円」となっています。
また、平均月収は「228,741円」、平均年収は「3,309,538円」となります。もちろん会社によってお給料事情は異なるため、あくまで目安として参考にしてください。
あなたに向いているのはどの事務職?給料、忙しさ、資格の有無などで比較!
ここまでご紹介してきた通り、事務職といっても「営業事務」や「一般事務」、「総務事務」などのように非常に多くの職種が存在します。
ここでは、あなたに向いているのはどの事務職?と題して、各事務職の特徴や転職するメリット、デメリットなどをご紹介します。
一般事務職が向いている人の特徴!転職するメリットとデメリットは?
やはり一般事務に向いている人は、「人のサポートやお世話が好きな人」や「集中力がありコツコツと作業ができる人」、さらには「同時進行で物事をこなせる人」などが向いています。
まさに幅広い知識を保有し、多くの人のために貢献できる縁の下の力持ちというイメージにぴったりです。
一般事務のお仕事は、ルーティンワークが多い印象ですが、ときには急な来客対応や電話対応など柔軟性も求められます。
そのほかにも、会社でいえば窓口になる場合も多いため、人が好き、笑顔で仕事ができるというのも向いている人の特徴です。
多くが定時出社の場合も多く、残業時間も月12.2時間と比較的少ないです。お給料に関しては、平均年収が328万円となります。
一般事務に転職するメリット
一般事務で転職することのメリットとしては、労働時間や労働条件が非常に恵まれているということ。
残業時間についても前述した通り少ないですし、出産や育児などライフイベントがあっても続けやすい仕事でもあります。
ホワイトな環境のもと仕事ができるのは何よりも嬉しいですよね!
一般事務に転職するデメリット
一般事務に転職するデメリットですが、日本のサラリーマン平均年収と比較をすると、低いということが挙げられます。
転職エージェント大手の「DADA」によると、一般事務の平均年収は「328万円」と日本の平均年収418万円を下回る結果になりました。
これはあくまで平均年収ではありますが、他職種と比較するとやや年収が下がります。
そのほかにも、一般事務と言ってもその業務範囲は、所属する会社に依存する場合がほとんどで、幅広い範囲に及びます。
参考元:
平均年収ランキング2017【ランキング】|DODA
平均年収ランキング2017【職種別】| DODA
15,000人の残業時間ランキング|DODA
営業事務が向いている人の特徴!転職するメリットとデメリットは?
営業事務が向いている人の特徴は、営業担当者のサポートをして、一緒に売り上げ達成の喜びを味わえるような人です。
営業事務も一般事務も、事務職には変わりないのですが、営業事務に関しては営業担当者の代わりに請求書や納付書を作成したりと営業に特化した仕事です。
それだけに、営業事務は営業担当が不在のときは、代わりに来客対応もしなければなりません。営業事務は、高いコミュニケーション能力が問われます。
営業事務の平均年収は、323万円となっています。一般的には定時勤務ができ、残業時間も平均13.9時間と少なく働きやすい職種といえます。
営業事務に転職するメリット
営業事務に関しても一般事務と同様に、定時勤務で働ける場合が多いので、比較的規則正しい勤務となるでしょう。
小さなお子様がいる方や、私生活とのワークライフバランスを取りたい方でも気軽に働けます。
営業事務に転職するデメリット
営業事務に転職する際のデメリットですが、会社によって営業事務の定義が曖昧なところもあります。営業ではないため、ノルマはありませんが、その分評価基準も曖昧となってしまうことも。
営業担当のようにがむしゃらに数字を追うような仕事が望ましい方には、ルーティンワークが多いため合わない可能性も高いです。
参考元:
平均年収ランキング2017【ランキング】|DODA
平均年収ランキング2017【職種別】| DODA
15,000人の残業時間ランキング|DODA
医療事務が向いている人の特徴!転職するメリットとデメリットは?
医療事務は、これまでの事務職のイメージとは少し異なります。というのも病院では窓口業務を担当し、直接患者さんと接する機会が多いからです。
当然のことながら、患者さんが病院に行き最初に接するのが医療事務であることが多いため、患者さんの気持ちに寄り添えるような丁寧な対応を必要とします。
また、医療事務の重要な仕事といえば、レセプト業務がメインです。請求書を納期限までに提出しなければならないなど、迅速な対応が必要です。
それに加えて、レセプトは法改正に伴い継続的に学習を積んでいかなければなりません。
勉強意欲があり、患者さんに誠実な対応ができる方が向いているでしょう。お給料は、平均年収が289万円。男性の平均年収が、354万円で女性の場合275万円となっています。
医療事務に転職するメリット
医療事務は全ての職種の中でも、残業時間が非常に短いことで知られています。
転職エージェント大手の「DODA」による15,000人の残業時間ランキングによると、医療事務につく人の平均残業時間は、月12.1時間とDODAが調査した124職種の中でも、3位となっています。
つまり、子育てや家事などプライベートを充実させたい人にとってもメリットは大きいでしょう。医療事務ならではという私生活とのバランスを取ることが可能です。
医療事務に転職するデメリット
医療事務に転職する場合のデメリットですが、やはりお給料の低さでしょう。転職エージェント大手の「DODA」が行った「平均年収ランキング2017」によると、医療事務の平均年収は、289万円。
男性平均年収が、354万円で、女性平均年収が275万円となっています。全体年収でいえば、日本全体の平均年収である418万円を大きく下回っています。
大きく稼ぎたい人には、医療事務は向かないでしょう。
参考元:
平均年収ランキング2017【ランキング】|DODA
平均年収ランキング2017【職種別】| DODA
15,000人の残業時間ランキング|DODA
総務事務が向いている人の特徴!転職するメリットとデメリットは?
総務事務のお仕事は、事務用品や備品の管理、株主総会など運営サポート、福利厚生の手続き、新入社員への就業規則の説明など企業の窓口として、幅広い業務を担当するお仕事です。
一度に複数の仕事を進行しなければならないときもあり、複数の物事を同時に進行できる能力や、急な来客や電話などの対応能力が求められます。
1点集中が得意な人よりも、複数のことを同時にできるタイプの人が向いているでしょう。また多部署と連絡調整することもあるため、多くの人とコミュニケーションを図る必要も出てきます。
人自体が好きでフットワークが軽い人も、総務事務には向いています。
お給料は、「マイナビキャリレーション」によると、「マイナビワークス」が保有している求人データから2017年12月時点で調査した結果、平均月収は「228,741円」、平均年収は「3,309,538円」となります。
業務内容が広範囲に及ぶ総務事務は、営業事務や医療事務よりも年収では高いことになります。
総務事務に転職するメリット
総務事務は、転職エージェント大手の「DODA」による15,000人の残業時間ランキングによると、調査をした124職種の中で、残業時間が少ない職種の堂々7位にランクインしています。
月の平均残業時間は、12.8時間と出産や育児などのライフイベントがあっても、働きやすい環境を維持しています。
そのほかにも、営業事務や一般事務、医療事務と比較をしても年収が高いため、家計を支えるという意味でもメリットは大きいでしょう。
総務事務に転職するデメリット
残業時間も少なく、お給料も比較的安定している総務事務ですが、その一方で他の事務職と比較をしても、業務範囲が広く中小企業の場合には、勤怠管理から物品整理、小口現金出納張管理、伝票起票、自社公式ページのブログ更新、電話対応、来客対応など、求められる範囲が広く、経理の仕事も担当することもあります。
非常に多くの業務をこなさなくてはいけないという意味で、自分の思い描いていた総務と違うという意味でデメリットと感じる方もいるようです。
参考元:
総務事務とは-総務事務の仕事内容、給料事情、メリット、やりがいまで徹底解説
平均年収ランキング2017【ランキング】|DODA
平均年収ランキング2017【職種別】| DODA
15,000人の残業時間ランキング|DODA
経理事務が向いている人の特徴!転職するメリットとデメリットは?
経理事務は、会社における「利益」や「資産」などのお金の管理をする仕事です。財務諸表の作成や、売上管理、仕入管理、給与計算、税金の計算、決算書の作成などが業務になります。
会社経営に関わるお金の管理を仕事とするため、集中力が高い人や計算が好きな人、簿記などの資格を所持している人などが向いています。
経理事務の平均年収は、転職エージェントDODAによる調査だと、502万円となっています。男性平均年収は、543万円。
女性平均年収は、419万円となっています。経理事務は、専門知識を要することが多いため、給料もそれに準じて上昇しています。
経理事務に転職するメリット
経理事務に転職するメリットについては、どの会社でも会計ソフトこそ違いますが、経理のルールは一緒ということです。つまり一度仕事を覚えてしまえば、他の会社でも通用します。
また、残業時間についても転職エージェント大手の「DODA」による15000人の残業時間をみると、124職種の中で、最も残業が少ない職種1位に輝いており、月平均11.1時間となっています。
子育てや家事などプライベートとの両立も比較的しやすい職種といえるでしょう。
経理事務に転職するデメリット
経理事務は、これまでご紹介した事務職よりもお給料は高いですが、ルーティンワークが主な業務となりますので、お給料が上がらないという悩みを抱えている人が多いようです。
営業職のように、営業成績に応じてボーナスやお給料が上がるということがないため、その点でお給料に高望みはできないようです。
そのほかにも、ルーティンワークだからこそ、与えられた仕事だけでは、キャリアアップができないなどの悩みも存在します。
いかになりたい自分をイメージしキャリアアッププランを立てるのかが重要です。
参考元:
平均年収ランキング2017【ランキング】|DODA
平均年収ランキング2017【職種別】| DODA
15,000人の残業時間ランキング|DODA
貿易事務が向いている人の特徴!転職するメリットとデメリットは?
貿易事務とは、貿易を生業とする企業で働く事務のことです。これまでご紹介した一般事務や、医療事務、営業事務などと比較すると、より専門性が高く、高い語学力も必要となります。
貿易書類や出荷・輸送、通関等の手配業務、さらに出荷・納入管理など専門的な知識が必要です。TOEICでいえば、700前後の語学力が必要でしょう。
貿易事務のお給料は、マイナビキャリレーション調べによると平均年収が3,308,276円、平均月収が215,994円となっています。
貿易事務に転職するメリット
英語力などを仕事に生かしたい場合には、貿易書類の作成や海外の取引先とのやりとりがある貿易事務は大きなメリットになるでしょう。
業務の中では、頻繁に英語を使用するため、これから英語力を磨きたい人にもおすすめ。
また、貿易事務は転職エージェント大手の「DODA」による15,000人の残業時間ランキングを見ると、124職種の中で堂々の8位にランクインしています。
月平均残業時間は、13.8時間とワークライフバランスの取れたお仕事です。
貿易事務に転職するデメリット
貿易事務に転職するデメリットとしては、実務未経験者にはややハードルが高いということです。
英語力が必要ということで、英文メールでのやりとりや、英語での電話対応など、だれでもできるという仕事ではありません。
参考元:
貿易事務とは-貿易事務の仕事内容、給料事情、メリット、やりがいまで徹底解説|マイナビキャリレーション
平均年収ランキング2017【ランキング】|DODA
平均年収ランキング2017【職種別】| DODA
15,000人の残業時間ランキング|DODA
事務職の求人を探すなら!職種別に求人数が多い転職エージェント比較一覧表!
ここからは、事務職の求人を探す際に便利な転職エージェントのおすすめを一覧形式でご紹介させて頂きます。求人数やそれぞれの事務職別に掲載しています。
転職エージェント | 対応エリア | 対応事務職名 | 求人数(2018年11月現在) |
---|---|---|---|
type転職エージェント |
関東中心 | 一般事務 | 18件 |
営業事務 | 30件 | ||
総務事務 | 1件 | ||
貿易事務 | 3件 | ||
マイナビエージェント |
全国 | 一般事務・営業事務 | 187件 |
総務事務 | 98件 | ||
貿易事務 | 12件 | ||
DODA | 全国 | 一般事務 | 312件 |
営業事務 | 741件 | ||
総務事務 | 85件 | ||
貿易事務 | 88件 | ||
パソナキャリア |
全国 | 一般事務 | 683件 |
営業事務 | 645件 | ||
総務事務 | 24件 | ||
貿易事務 | 89件 |
上記一覧表をご覧になるとおわかりになる通り、転職エージェントによっても、一般事務や営業事務の求人を多く保有するエージェント、総務事務や貿易事務の案件を保有するエージェントと分かれます。
ますは、エージェントの求人検索から自分の条件に合った求人を探してみてください。
転職エージェントを活用すると、あなたに代わりキャリアアドバイザーが希望の条件を検索してくれ、履歴書や職務経歴書の添削、面接対策、さらには企業との年収交渉なども対応してくれます。
転職エージェントは、転職活動をしたいけれど、お仕事や家事、育児で忙しい方でもあなたの代わりに求人を探してくれるので便利です。忙しくて転職活動の時間が取れない方こそ、活用してください。
さて今回は、営業事務と一般事務の違いや総務事務の仕事内容など、幅広い情報をお届けしてきました。
何かお役立ていただける情報があれば幸いです。