IT業界の年収アップの方法!転職か昇給かどっちが良い?
仕事をする上で年収アップを考えた時、現実的な方法を考えてまず浮かぶのは、”転職”か”昇給”かのどちらかではないでしょうか?
一般業種であれば専門的な知識と言うのがなく、実務経験や年齢等が考慮される為、転職したからと言って必ずしも年収が上がるとは言えません。
ですがIT業界で言えば企業側から求められるスキルと知識があれば、転職で年収をアップさせることはそれほど難しい事ではありません。
ただ、具体的に年収アップをしたいと考えても、以下の様な疑問や悩みから中々踏み出せないと言う人も多いようです・・・。
● 「IT業界で年収アップを考えた時、転職する方が良い?」
● 「転職か?今の会社で頑張るか?IT系企業の場合どっちが良い?」
● 「今の会社で頑張るより転職する方がリスクは高い?」
● 「昇給する見込みがない場合は転職を考えるべき?」
そこで今回は≪ITエンジニア業界での年収アップの方法≫についてまとめてみました。
以前にも『エンジニアの転職で高収入を得るには?【※高収入エンジニアの実例】』の記事で、将来的に高収入を得る方法を紹介させて頂きましたが、今回は≪転職か?昇給か?≫と言う2つの年収アップの方法について比較してみました。
IT業界で年収アップを成功させるには転職or昇給?
何も考えずに会社への不満や給料の安さから転職してしまうと、その後転職先でも失敗してしまう事もあります。
ただ、将来的に見通しが良くない企業へ長く勤める事は、転職をしないよりも大きなリスクになりかねません・・・。ではそれぞれのメリットとデメリットを改めて確認してみましょう。
IT企業で昇給を目指すメリットとデメリットは?
メリット
● 企業が安定していれば年々給料アップが期待出来る
● 慣れ親しんだ環境で仕事が出来るので、人間関係の構築がしやすい
● 会社から評価されやすく、順調にステップアップ出来る
● 社内で新たなプロジェクトに参画する時にも思いきってチャレンジ出来る
● 安定した企業であれば将来的な収入の計算がしやすい
● 仕事の”力の抜きかげん”が分かっているので、楽に業務をこなせる
デメリット
● 会社に”おんぶに抱っこ”となるので、将来も会社次第になる
● 一つの会社に長く勤めると、スキルや知識が偏ってしまう
● 中小企業の場合、年々基本給があがらず、下がる可能性もある
● モチベーションが低下し惰性で仕事をする事になれてしまう
● 後輩の面倒なども任される割に給料はそれほど上がらない
● 決まったポストには特定の人が既にいるので、昇給が難しい
● 長年同じ会社に勤めていると自分を客観視出来なくなる
IT業界で転職するメリットとデメリットは?
メリット
● 新しいスキルや知識を常に学ぶ事が出来る
● 自分の希望する職種へ転職する事が出来る
● スキルと知識があれば年収アップや昇給も難しくない
● 新しい環境で働く事でフレッシュな気持ちで仕事が出来る
● 最新の技術を扱った企業へと転職する事が出来る
● 自分の努力次第で今以上に成長出来る
● 新しい人と仕事をする事でヒューマンスキルや人間力が身につく
● スキル次第で上流職種へと転職する事が出来る
デメリット
● 新しい環境に馴染めずに失敗に終わる可能性がある
● 新しい仕事や知識について行けずに挫折するかもしれない
● 職場の人間関係に苦労するかもしれない
● 収入アップの可能性はあるものの、収入ダウンのリスクもある
● 既に結婚している場合、妻や子供を不安にさせてしまう
● 転職先の企業によっては倒産するリスクもある
結局、転職か昇給どっちが良いの?
ここまでの内容を見ると、転職と昇給にはそれぞれのメリットとデメリットがあり、「結局どっちが良いの?」と迷ってしまう方も多いのではないかと思います。
そこで、今現在の環境や状況などを考慮して、今後年収アップの為にはどっちを選択する方が良いのか?についてもまとめてみました。
守るべきものと進むべき道を考える
もし今現在独身で、更に会社内でもそれほど重要なポストにおらず、会社自体にもそれほど将来性を感じないと言う事なら今すぐにでも転職を考えるべきです。
もちろん今勤めている企業で”後数年勤めれば更にスキルや知識が身につく”と言う状況であれば、そのまま数年間は技術を磨く事に集中する方が良いかと思います。
また、家族がいて安定した生活を求めるなら、よほど潰れそうな会社でない限りはそのまま今の会社を続けている方が、生活は安定する可能性があります。
要は会社の現状や自分自身のおかれている状況によって、今後進むべき道を検討する事が、将来的な年収アップにもつながると言う事です。
年齢から転職と昇給を考える
今現在既に35歳を超えている場合は、今からスキルや知識を習得して更に大企業へと転職するのは、かなり難しいと考える方が良いかもしれません。
逆に、35歳を超えていて、既に今の会社でプロジェクトマネージャーを経験している場合は、その経験やスキルを活かして、中堅企業や大手企業へとステップアップを図る絶好のタイミングと言えます。
IT業界で年収アップを考えた時、一番セオリーな選択としては”大企業への転職”だと言われていて、大企業が即戦力として期待するのが、中堅企業でプロジェクトマネージャーを経験した人材だと言われています。
そう考えると、年齢と自分自身の経験から、今の会社でプロジェクトマネージャーを目指すのか?中堅企業や大手企業への転職を考えるのか?を検討する必要があると言う事です。
結局は会社の状況と自分次第!?
ここまで年収アップの方法について、転職か昇給かを様々な側面で比較していきましたが、結局のところは勤めている企業の状況や、自分自身の今後のキャリアプランに左右される部分が大きいと言う事です。
一応内容をそれぞれ整理してみると・・・
年収アップの為に転職が向いている人は?
● 結婚していない、失うものがない
● 30歳を超えていない
● 既にプロジェクトマネージャーを経験している
● 今現在の会社で昇給が見込めない
● 今現在の会社の環境に不満がたくさんある
● 他に行っても通用するスキルや知識がある
● 今の会社でこれ以上の技術向上が見込めない
● 仕事に対するモチベーションが低下している
● 新しく学びたいスキルや知識がある
● 将来的に大手企業で働きたい
年収アップの為に昇給を目指すべき人は?
● 結婚していて、今の会社も安定している
● 数年頑張れば昇給が期待出来る
● やりがいがあって仕事に行くのが嫌ではない
● 人間関係が良く、居心地が良い
● 今の会社でも頑張れば正当に評価される
● 周りに自分よりも給料を貰っている人がたくさんいる
● 既に中堅企業、または大手企業に勤めている
もちろん上記に関しては、”当てはまる場合に必ず選択した方が良い”と言う事ではありませんが、一応の目安にはなるかと思います。
IT業界の年収アップの方法として、転職か昇給かは迷う所ですが、必ずしも正解はないので良く検討する必要はあります。
ただ、今現在は≪スカウトメールが受け取れる転職サイト≫や、≪マイナビエージェント
適職診断が出来る転職サービス≫などもあるので、こういった診断サービスを利用してみると、自分自身のスキルや市場価値が分かるだけでなく、最近の転職動向や求人需要なども分かるので、将来的な年収アップを真剣に考えるなら、是非積極的に利用される事をオススメします。