転職サイトやエージェントの費用と仕組み 料金が無料なのは何故?
転職活動をする多くの人がチェックする転職サイトや転職エージェント。
これらを見ていると、おのずと以下の様な疑問が生じてくるものですよね。
● 「転職サイトと転職エージェントはどう違うの?」
● 「転職サイトや転職エージェントを利用する際に費用はかかる?」
● 「転職サイトは料金が無料みたいだけど、それはなぜ?」
今回紹介する情報は、こうした疑問の解消にぴったりな内容となっています。
気になった方は是非チェックしてみてくださいね。
転職エージェント&転職サイトの仕組み!どうやって利益を上げている?
それではさっそく、転職エージェントや転職サイトの違いや仕組みなどについてチェックしていきましょう。
転職エージェントと転職サイトってそもそも違うの?
転職エージェントと転職サイトは、ただ呼び名が違うだけというイメージもあるかもしれませんが実際はそうではありません。
転職エージェント
転職エージェントに登録した後は、転職活動支援のプロフェッショナルであるキャリアアドバイザーとの面談があります。
その面談の結果をもとに、利用者に合った求人の提案が行われます。
その際には、利用者側の希望条件だけでなく、企業側が求める人材像も重視されます。それらを照らし合わせてマッチングを行なうことで、ミスマッチを防ぐ効果が狙えます。
さらに転職エージェントのサービスは、これだけでは終わりません。
上記のサービスの他にも、応募書類作成へのアドバイスや面接日程の調整、待遇や入社日の交渉などもサービスに含まれます。
転職サイト
一方、転職サイトは求人情報を提供するサービスであるため、転職エージェントのように専任のキャリアアドバイザーが付くことはありません。
自分自身でそれら求人情報を検索し、気になる求人が見つかれば自分で応募をします。
また転職サイトによっては「スカウトサービス」も利用できます。
スカウトサービスとは、利用者が設定したプロフィールを見て興味を持った企業からオファーメールが届く機能のことです。
このように、転職エージェントと転職サイトはまったく異なる特徴を持ちます。
ただ、どちらか一方しか利用してはいけないという決まりはもちろんありません。
より気軽に利用できるのはやはり転職サイトなので、最初は転職サイトでの求人検索から始めてみてもいいですね。
転職サイトや転職エージェントの仕組みって?費用(料金)は一切かからないの?
転職サイトや転職エージェントは、求職者側は無料で利用することができます。
有料のサービスというのは、まずお目にかかれません。
転職エージェントに関してはとくに手厚いサポートを受けられることもあり、「なぜ費用がかからないの?」と疑問に思うこともあるかもしれません。
これには、転職サイトや転職エージェントのある仕組みが関係しています。
それは採用者が決まった場合、転職サイトや転職エージェントは企業側から成功報酬を得ているというものです。
こういった仕組みによって利益を上げているため、求職者側から料金を取る必要がないのです。
求職者側は、いろいろな転職サイト、転職エージェントをチェックしますので、企業側としてはコストをかけてでもそういったサービスを契約するメリットがあると考えているのです。
このようなサービスを提供する企業の中には、転職が決まった利用者に「転職お祝い金」を出している企業もあります。
この転職お祝い金も、企業側から得た成功報酬から出ているわけです。
無料で利用できるだけでなく転職お祝い金まで受け取れるなんて、ちょっと驚きですよね。
転職サイトや転職エージェントって何個も登録して大丈夫?
転職サイトや転職エージェントの数は非常に多いので、「どれに登録しようか」と迷うことも少なくありません。
その場合は、複数のサービスに登録しても構いません。
ただ、あまりに多くのサービスに登録しても求人情報を追いきれなかったり、読まないメルマガがたくさんきたり、転職エージェントの場合は電話対応がうっとうしかったりといったデメリットが生じることもあります。
ですから複数登録する場合も、転職サイトと転職エージェントで各2〜3個に留めておくといいのではないでしょうか。
転職サイトや転職エージェントって何を基準に選べばいいの?
転職サイトや転職エージェントはたくさんあるので、それを選ぶ段階で頭を悩ませることも少なくありません。
そこで最後は、転職サイトや転職エージェントを選ぶ際のポイントを紹介していきます。
転職サイトを選ぶうえでのポイント
- 求人数の多さ、新着求人数の多さ。
- 看護師や薬剤師、保育士などは「職業特化型」の転職サイトが◎
- 迷ったら大手。
- 求人検索のしやすさ。(フリーワード検索はできるか?詳細検索は充実しているか?)
- 自分が目指す職種や業界の求人数は充実しているか。
転職エージェントを選ぶうえでのポイント
- 非公開求人数の割合。
- 看護師や薬剤師、保育士などは「職業特化型」の転職エージェントが◎
- 迷ったら大手。
- 転職支援サービスの内容が充実しているか。(Webサイトで詳細な説明があるほうが望ましい。)
- キャリアアドバイザーのプロフィールがチェックできるか。(必須条件ではないが、そちらのほうがより安心。)
このようなポイントを意識しながら、利用してみたいと思える転職サイトや転職エージェントを絞り込んでいきましょう。
当サイトの他ページでも転職サイトや転職エージェントについて取り上げていますので、そちらもよろしければご確認ください。
さて今回は、転職サイトと転職エージェントの違いや、求職者側が費用0円で利用できる理由などを紹介してきました。
転職に興味がある場合は、まだ転職を決断していない段階でも最新の求人情報が気になるものですよね。
その場合は、是非転職サイトや転職エージェントで求人情報を検索してみてください。
求人情報の検索だけなら、会員登録をしなくても行なうことができます。
もしその中で応募したいと思える求人が見つかれば、思い切って応募してみるのもアリです。
働きながらの転職のほうが「成功だった」と答える人の割合が多いというデータもあるので、そういった思い切りが功を奏する可能性も大いにあるのではないでしょうか。