前職の退職理由に関するお役立ち! 例文や面接の対応まとめ!
ただ何となく転職をする人というのはおそらくいないですから、どなたにも「退職理由」というものがあります。
しかしその退職理由も、案外悩みどころが多いものです。
● 「前職の退職理由は、正直に面接で話すべきなのだろうか?」
● 「残業が多いのが退職理由だけど、面接先でそれを言ってもいい?」
● 「退職理由の例文を丸暗記しちゃっても問題ない?」
こうした点でお悩みの方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、こういった疑問を解消していただける情報をまとめていきます。
気になった方は是非チェックしてみてくださいね。
前職の退職理由に関するお役立ち情報まとめ!
転職活動中の頭を悩ませがちな前職の退職理由。こちらでは、その退職理由に関するお役立ち情報を紹介していきます。
前職の退職理由は面接で正直に答えるべき?
前職の退職理由にはネガティブな要素を含むものも少なくありませんから、それを面接で正直に話すべきかというのも悩みどころです。
理想的なのはやはり正直に話すことです。
緊張をする面接の場でまるっきり嘘の退職理由を話すのも大変ですし、またそういった嘘はトラブルのもとでもありますから、なるべくありのままを伝えることが望ましいといえます。
しかし、退職理由の内容によってはあまり正直に話してしまうと損をすることにもなりかねません。
そうした懸念がある場合は、以下の様な形で「伝え方を工夫する」ということが大切になってきます。
前職の退職理由をスマートに伝えるためのポイント!
面接で前職の退職理由を聞くのには、主に以下の様な理由があります。
- すぐに退職してしまうリスクはないか
- 会社に合う人材かどうか
ですから「残業が多かった」「給料が低かった」といった退職理由によって、「すぐに退職してしまうかもしれない」などと面接官が判断すれば、それが採用の結果を左右する可能性があります。
だからこそ、退職理由を伝える場合はその伝え方を工夫することが重要になってきます。
そのためには、以下の様なポイントを意識してみてください。
- 志望動機と連動するような退職理由であること。(前社ではなぜ実現できなかったのかを、なるべくポジティブに具体的に説明する。)
- 残業や休日出勤などのネガティブワードは口にしないのが無難。(本当の退職理由はそれでも、それを口にせずポジティブな理由だけを伝える。まるっきり嘘ではないので、嘘をつくというリスクもない。)
- 自分の言葉で話す。(例文を参考にしてもいいが、それを丸暗記したような退職理由は面接官にバレやすい。自分の言葉で話すことで、企業への熱意も伝わりやすくなりアピールになる。)
- 「〜してくれなかった」といった受け身の言葉は避ける。
前職の退職理由が残業の多さ!面接で言っても大丈夫?
前職の退職理由が残業や休日出勤などの労働環境に関わるものであった場合、その言葉を面接で使うこと自体、ある程度のリスクがあると考えられます。
ただ、応募先企業の残業時間等を調べたうえで今よりも残業が圧倒的に少ないということがわかれば、残業を理由にしても「すぐに退職してしまうのでは?」とは思われません。
その場合、具体的な残業時間や休日出勤の頻度を盛り込み、「これほどの残業を経験しているのなら問題ないな」ということをアピールする必要があります。
例えば、
「私は○○○のためにプライベートな時間を使ってスキルアップをしたいと考えていましたが、ほぼ毎日○時間残業があったため、それもなかなか叶いませんでした。〜」
こういった言い方で残業を回避したい理由を、なるべくポジティブに伝えるよう意識すれば、面接官への印象も変わってきます。
また、とくにスキルアップなどのポジティブな理由がなく、単に残業時間の多さが理由だった場合も、あえてそれを正直に伝えるという戦略もありかもしれません。
「とにかく残業の少ない会社に転職をしたい」という場合は、残業という言葉にビビらずに採用してくれるような会社が良いわけですから、リスクを承知のうえで正直にそれを伝えることがかえって良い結果につながる可能性はあります。
前職の退職理由を考えるときに使える例文まとめ!
上記でも少し触れたように、やはり例文丸暗記というような退職理由はあまり好ましくありません。
しかしながら、自分の退職理由をまとめ上げていく段階では例文が参考になることもあります。
そこで最後は、前職の退職理由を考える際に参考になる例文をいくつか紹介していきます。
例1.異職種への転職を希望する場合
以前の会社では8年にわたり○○○の営業として勤務していました。営業の現場でたくさんのお客様と接していくなかで、「お客様のニーズに営業ではなく商品開発の仕事で応えていきたい」と強く感じるようになっていきました。
御社は次々と新商品開発をしていますし、お客様の声を直接反映するような商品開発のエピソードも存じております。そうしたお客様のニーズに応える姿勢に刺激を受け、今回志望いたしました。
例2.短期間で退職した場合
以前にも経験のあった○○として採用されましたが、入社後は営業の仕事を任せられることになりました。戸惑いもあったのですが、これも企業に属す人間としてはよくあることと思い、営業として好成績を残そうと仕事に励む日々が続きました。
その上で上司に配置換えについて掛け合ってみましたが、今後も営業として頑張るように言われました。
私としては営業の仕事にも魅力を感じるようにはなっていましたが、それでもやはり○○としての経験を生かし、さらにスキルアップしていきたいという思いのほうが強くなっていきました。
このため、短期間ではありますが退職を決意いたしました。
例3.家の近くで働きたい場合
私は新たに○○の資格取得に向けて勉強をしたいと考えていましたが、片道1時間半かけて通勤をする日々ではなかなかその時間を確保できませんでした。
通勤中は集中して勉強できず、かと言って帰宅後に勉強をすると睡眠時間が大幅に短縮され、これでは業務に支障が出てしまうというおそれもありました。
また、そういった通勤時間の長さが自分のキャリアに与える影響の大きさも気になったため、このたび退職を決意いたしました。
さて今回は、前職の退職理由についてさまざまな情報をお届けしてきました。
退職理由には残業などのネガティブな要素が含まれていることも多いので、伝え方が難しい場合もあります。
そういったときに、今回のような情報がお役立ていただければ幸いです。