産後・産休後の再就職まとめ! 求人の探し方とブランクOK職種
妊娠・出産に伴い仕事を辞め、産後に再就職をしようと考えている女性も多いのではないでしょうか。
そういった場合、子育てとの両立などのこともあるので再就職に対して少しナーバスになることもあるかもしれません。
そんな産後の再就職やブランクがある場合の再就職に対しては、以下の様な疑問が出てくることもあります。
● 「産後の再就職。正社員がいいけど、やっぱり厳しい?」
● 「ブランクのある主婦だけど、再就職は可能?」
● 「再就職してからどれくらいの期間が開けば、産休を取得しやすいと言えるの?」
そこで今回は、こうした疑問を解消していただける情報をまとめていきます。
産後の再就職等をお考えの方は、是非チェックしてみてくださいね。
悩みがちな産後の再就職!正社員は厳しい?
いろいろと悩みがつきものな産後の再就職。実際のところ、やはり産後に正社員として再就職するのは厳しいのでしょうか?
正社員ねらい!産後の再就職
結論からいうと、産後の再就職で正社員としての採用を得るのは厳しいといえます。
もちろん中にはそういった再就職を成功させたケースもあるでしょうが、割合からするとかなり少ないことが予想されます。
ただ、以下の条件を満たしている場合はその可能性も少し上がるのではないでしょうか。
- 希望職種の実務経験が豊富である。
- 実家、義実家が近いなど、周囲のサポートを受けやすい環境である。
またここ最近は子育て中の女性の雇用を推進する動きも高まっていますので、以前に比べれば正社員としての産後の再就職もしやすくなっている可能性があります。
パートなら産後の再就職のハードルはグッと下がる
産後はパートとして再就職というケースは昔からたくさんあるので、パートであれば比較的簡単に再就職できるのではないでしょうか。
ただパートであっても、上記のように周囲のサポートを受けやすい環境にあるかどうか面接で聞かれる場合があります。
人員的にギリギリな職場だと、たとえ仕方のない事情があっても頻繁に休まれると困る場合があるためです。
ちなみにですが、パートであっても産休や育休は取得可能です。(育休は取得条件あり。)
実際は、その職場の産休育休取得実績などに左右されてしまうのが現実ですが、パートの産休育休取得にも積極的な企業を選べば、今後再び妊娠することがあっても職を辞めずに済みます。
ブランクのある主婦の再就職
産後は専業主婦として子育てに専念し、子育てが落ち着いてきたころに再就職をしようというケースも少なくありません。
この場合、仕事をしていなかった期間のブランクが気になるところです。人によっては10年以上のブランクがある場合もあります。
ただ、この場合もパートなどの非正規雇用であれば比較的簡単に再就職することができます。
いきなり正社員となるとやはり厳しいものがありますが、紹介予定派遣などを通じて後に正社員になるというルートもあります。
産後やブランクありの再就職!求人の探し方はどうする?
産後やブランクのある主婦の方が再就職を目指す場合は、やはり子育て中の女性にとって働きやすい職場を中心に求人情報を検索していきたいと思いますよね。
例えば「リクナビNEXT」では、以下の様な「こだわり条件」にチェックを入れて求人情報を検索することができます。
- 育児支援・託児所あり
- ブランクOK
- 子育てママ活躍中
- 育児・介護休業取得実績あり
- 女性が活躍中
他の転職サイトでも同様のこだわり条件が設定されているので、それを上手く活用しながら産後やブランク明けの女性にとって働きやすい職場を見つけていきましょう。
また、正社員を目指すのであればやはり「転職エージェント」の力が必要になりそうです。
転職エージェントであれば転職活動をサポートするプロと相談することができるので、それによって正社員を目指すのが現実的に可能かどうかを判断することができます。
再就職後に産休を取る可能性も!でもすぐに取得するのはNG?
再就職をした後に産休を取る可能性がある場合もありますよね。
ですが、再就職したてでの産休取得は何となく気が引けてしまいそうですが、それはなるべく避けたほうがいいものなのでしょうか?
制度上は問題ないけれど…
再就職してすぐの産休申請であっても、制度上は問題ありません。ただ職場としては、やはり困ってしまうでしょう。
では再就職してからどれくらいの期間が経っていればいいのでしょうか?
これも、その人の前職や職場の理解、上司や同僚との信頼関係などによって左右されるので、一概に「○○くらい経っていればOK」とはいえません。
しかしながら、やはり1年未満ですと「もう産休で職を離れてしまうのか」と思う人が多いようです。
ネット上では、
- 再就職後、2年弱で産休を取得した。
- 入社後9ヶ月目で産休を取った人がいた。
といった事例が見られました。
ちなみにですが、もし1年未満で産休を取得することになった場合、育休申請のタイミングによっては育休取得条件を満たしていないがために育休を取得できない可能性がでてきます。
ですから産休・育休取得実績の多い職場でそれをするのは、かえってもったいないことであるともいえます。
ほとんどの場合は産休後に育休に入っていくことになりますから、もし育休が取得できないとなると産休後すぐに働くか、もしくはせっかく入った職場を辞めるかといった選択を迫られることになります。
中には産休のみですぐに職場復帰される女性もいますが、体調によってはそれが難しい場合も少なくありません。
また体調的に問題はなくても、生後2ヶ月の赤ちゃんを預けられるところもほぼありませんので、実家や義実家などからのサポートがないと産休明けの職場復帰は不可能です。
こういった問題も絡んできますので、やはり就職後1年未満の産休は避けたほうが良さそうです。
さて今回は、産後やブランクのある専業主婦の再就職、就職先の探し方のポイントなど、幅広い情報をお届けしてきました。
昔とは少し変わってきたとはいえ、今でも妊娠・出産、子育てによる影響が大きいのは、やはり男性よりも圧倒的に女性というのが現実です。
女性としては少しモヤモヤしてしまうかもしれませんが、旦那さんを初めとした周囲とよく相談しながら、ご家族の中で最善と思える選択をしていくことが大切なのではないでしょうか。