ルート営業の転職と求人探しのコツ!採用される為の面接での志望動機の書き方とかある?
「ルート営業への転職を考えているけど、実際はどういう仕事なんだろう?」「ルート営業って普通の営業とどう違うの?」
こういった疑問をお持ちの方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
また自分にとって未経験分野であるルート営業への転職に興味がある場合には、以下の様な疑問にもお心当たりがあるかもしれません。
● 「ルート営業の一日の流れってどんな感じなんだろう?」
● 「ルート営業の給料ってだいたいどれくらい?」
● 「ルート営業の志望動機はどう作っていけばいい?書き方のポイントは?」
そこで今回は、こうした疑問を解消していただける情報をまとめていきます。
気になった方は是非チェックしてみてくださいね。
ルート営業の仕事内容と給料まとめ!
それではさっそく、ルート営業の仕事内容や一日の流れ、気になる給料事情をチェックしていきましょう。
ルート営業とはそもそもどんな仕事?
一般営業にとっては新規顧客の開拓が非常に重要になりますので、それまで取引がなかった企業や法人への営業も行います。
一方でルート営業の場合は、既存顧客への営業が中心となります。
既存顧客を回りながらそのニーズなどを把握し、それを商品提案などで顧客に還元するというのが仕事です。
ただ、ルート営業でも顧客の新規開拓をする場合がありますので、飛び込み営業がまったくないわけではありません。
ルート営業の一日の流れから仕事内容をつかもう!
ルート営業の詳しい仕事内容を知るには、一日の流れをチェックするのが手っ取り早いです。
ルート営業の一日の流れ(例)
8:30 出社
9:00 朝礼
9:30 得意先へ提案する資料等の準備
10:00 外回り(ルート営業)
得意先を訪問し、新規プロジェクトのミーティングや見積り依頼の受注などを行なう。
12:30 昼休憩
13:30 外回り(ルート営業第二部&新規訪問)
新規訪問では、電話でのアポを入れる場合もあれば飛び込み営業をする場合もある。
17:00 訪問先からの注文内容等の再確認や明日の準備等
18:00 退社
これはあくまでも一例なので、おなじルート営業職でも細かな仕事内容は業種ごとで違います。
例えば自動販売機事業を行なう会社のルート営業は、商品の補充や自動販売機の清掃なども仕事に含まれます。
ルート営業の給料ってどれぐらい?平均年収は?
こちらではまず、2015〜2016年にマイナビエージェントの新規登録者となった20〜30代の年収データをベースとした営業系職種の年収ランキングを紹介します。
20〜30代営業系職種の年収ランキング
営業系職種 |
平均年収 |
20代平均年収 |
30代平均年収 |
---|---|---|---|
1位 管理職・マネージャー(営業系) | 528万円 |
433万円 |
623万円 |
2位 海外営業・貿易営業 | 513万円 |
432万円 |
599万円 |
3位 営業企画・営業推進 | 490万円 |
451万円 |
544万円 |
4位 法人営業 | 447万円 |
413万円 |
530万円 |
5位 個人営業 | 424万円 |
397万円 |
539万円 |
6位 代理店営業 | 423万円 |
393万円 |
542万円 |
7位 ルートセールス(ルート営業) | 403万円 |
379万円 |
482万円 |
8位 内勤営業・カウンターセールス | 366万円 |
356万円 |
417万円 |
≪出典:マイナビエージェント≫
このように上記ランキングでは、営業系職種のなかではルート営業の平均年収は低めという結果になっています。
ルート営業と新規顧客開拓が中心の一般営業とを比べると、やはり後者のほうが仕事的に大変だろうという印象があるので、それがこうした給料の違いの要因になっている可能性があります。
ルート営業への転職に関するお役立ち情報まとめ!
では続いて、ルート営業への転職に向けた活動にお役立ていただける情報を紹介していきます。
ルート営業への転職、営業未経験でも大丈夫?
営業職未経験の状態からルート営業への転職を考えている場合、やはり「未経験」という点がどう響いてくるのか気になるところです。
転職サイトでよく見る「未経験者歓迎」には、「業界未経験」と「職種未経験」の両方の意味があるので、営業未経験の場合は「職種未経験者歓迎」の求人に応募していく必要があります。
企業によっては求人情報のページに「職種未経験者歓迎」の記載がありますし、また転職サイトによっては「職種未経験OK」などのタグ付けが行われていることもあります。
そういった求人であれば、企業の問い合わせをしなくても応募できるのでいいですね。
ルート営業に転職するなら身につけておきたいスキルや資格は?
営業未経験でも応募できるルート営業の求人は、たくさんあります。
ですがやはり未経験という点が不安で、それが自信のなさにつながってしまうということもあるでしょう。
自信を持つことができないとそれが面接での態度として表れてしまい、合否の結果を左右するなんてことにもなりかねません。
そうならないようにするためには、転職活動を始める前にスキルや資格を獲得して、ある程度自信を持ったうえで転職活動を進めていくことが大切です。
そのスキルや資格などは、以下をご覧ください。
ルート営業に求められるスキル
- 相手の話を聞く力。
- 相手を気持ちよくさせる話術、コミュニケーションスキル。
- 相手のニーズを把握し、それを現場に伝える力。
- 提案力。
- 企画力。
- 最低限のPCスキル。(Word、Excel、PowerPoint等)
- 普通自動車免許(都心以外は必須。)
ルート営業にとって大切なこと
- 清潔感のある見た目。とにかく身だしなみが重要。
- ビジネスマナー
ルート営業に活かせる経験
- 社会人経験(営業以外でも、販売、接客などの経験は活かしやすい。)
ルート営業への転職に役立つ可能性のある資格・検定
- 営業士検定
- 営業力強化検定
- セールスレップ
- TOEIC
- 販売士
- MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
ルート営業の転職のコツ!志望動機の書き方は?
転職活動を始めていくなかで多くの人がぶつかる壁といえば「志望動機」です。
そこでこちらでは、ルート営業の志望動機を作成するうえでのヒントとなる書き方のポイントを紹介していきます。
ルート営業の志望動機を作成するうえでのポイントまとめ!
経験者ならプロらしい志望動機を
例えば、これまでも医療機器や医薬品のルート営業に携わっているのであれば、経験者らしく深い知識を感じられるような志望動機が望ましいです。
そのためには、エントリーする企業が取り扱う機器やそれが使われるシーンなどについて丹念に調べ上げ、それを志望動機に上手く落とし込んでいくことが重要です。
「なぜこの会社を目指したのか?」が伝わるような志望動機を
採用担当者は、「なぜ当社に応募したのか?」という点を気にします。
ですから、なぜこの会社なのか?、もっと言えば「なぜこの会社のルート営業なのか?」が採用担当者に伝わる内容を心がけることが大切です。
例えば医療機器や医薬品を取り扱う会社のルート営業を志望する場合、自身や家族、友人、知人が入院した経験があれば、そこから志望動機を膨らませていってもいいですね。
ちなみに医療機器や医薬品の業界ですと、「安定している」というイメージが強いのでそれを志望動機に加えたくなるかもしれません。
それは必ずしも悪手とはいえませんが、採用担当者によっては利己的な印象を持ってしまうので注意しましょう。
自分の経験でルート営業に活かせそうなものをアピール
経験者であれば、過去に自分が何を誰に対して販売してきたのか、そしてそれをどのようにして販売してきたのかなどを、なるべく具体的に記載しましょう。
未経験者の場合は、過去の自分の仕事で得た経験の中でルート営業に活かせそうなエピソードをピックアップし、それを志望動機に落とし込みましょう。
例えば販売・接客業であれば、「お客さんと一対一で応対したときに培われたスキル」なんかは、ルート営業に活かしやすいのではないでしょうか。
なぜ転職してまでこの仕事を目指したのかも明確に
経験者なら、なぜ業界や会社を変えたのか?、未経験者ならルート営業のどういったところに惹かれ転職しようと思ったのか?ー こういった部分も志望動機に含めておきましょう。
見やすい文章を心がける
志望動機の内容も重要ですが、パッと見たときに見やすい文章や字面であることも重要です。そのためには、字の大きさのバランスや文字のキレイさなどにこだわることも大切になってきます。
志望動機でよくあるNG例
「理念に共感いたしました」
「御社の〜という理念に共感し、志望いたしました。」
一見するとNGとは思えないかもしれません。現に「どこにどう共感したのか?」「共感したことがなぜ志望動機になるのか?」といった部分を明確にできればこれはNGではありません。
しかし、ただ「共感した」というだけではそこに突っ込まれたときに答えに窮してしまいます。
「学ばせていただきたいと思います」
「学ばせていただく」
このスタンスを強調することで自身の謙虚さを相手に知ってもらうことができるというイメージもありますが、場合によっては他人任せな印象を与えてしまうので伝え方には注意しなければなりません。
「学ばせていただく」ではなく、「これまでの経験に固執せず、良いと思うやり方はどんどんと吸収したい」といった表現にすれば、そういった印象を与えずに済みます。
「やりがいのある仕事だと感じた」
その仕事にやりがいがあるかどうかは、本人の感じ方次第というところもあります。ですから「やりがい」という言葉も使い方には注意しましょう。
「なぜ当社のルート営業にやりがいを感じるのか?」という点を明確にできれば、その言葉を上手く使いながら志望動機を作り上げることができます。
【例文】ルート営業の志望動機
例文の丸暗記はNGですが、やはり参考例として気になりますよね。
そこでこちらでは、その例文を紹介します。
例文1.医薬品メーカーのルート営業
私が貴社を志望いたしましたのは、貴社が他社に先駆けてジェネリック医薬品の開発に着手し、それを世に広めるきっかけとなった企業だからです。
私の母は、私が新社会人となった頃に病気になりました。長患いだったため薬代も高くつくようになりました。しかしそのときに病院でジェネリック医薬品を紹介され、これまでよりも安い薬代で治療を続けられることになりました。
こうした経験からジェネリック医薬品の素晴らしさを身をもって知りましたので、そのさらなる普及のため自分に何かできることはないかと考え、医薬品営業という仕事に興味を持ちました。(補足:この後に医薬品営業に役立ちそうな経験を交えたエピソードなどを紹介。)
例文2.販売業からルート営業
前職では、アパレルショップで販売員をしておりました。その仕事では、お客様との会話などからお客様の服の好みをキャッチし、それを先回りして提案するという機会も多くありました。
そうやって提案したアイテムがお客様に喜んでもらえたときに、やりがいを感じていました。ただ、お客様と販売員は一期一会なところもあります。
それはそれで魅力がありますが、私としてはだんだんと「一人のお客様と深く、長く関わっていきたい」と思うようになりました。
○○○のルート営業であればそれを実現することができ、また販売員としての提案力も活かせるのではないかと思い、このたび志望いたしました。(補足:なぜその会社のルート営業なのか?についてのエピソードも交えたうえで、最後の一文につなげていく。)
ルート営業の求人探しのコツ!オススメの転職エージェントは?
では最後に、ルート営業への転職時に要チェックな転職エージェントを紹介します。
そもそも転職エージェントとは?
転職エージェントとは、簡単に言うと企業と求職者のマッチングサービスです。
カウンセリングを通して求職者の希望条件を聞き出し、それとマッチしそうな企業の求人をキャリアアドバイザーが提案します。
ですから「土日祝休みがいい」「大手企業がいい」「とにかく労働環境がいい会社に転職したい」といった希望があれば、それをどんどんキャリアアドバイザーに伝えましょう。
それをすべて叶えられるかは状況次第ですが、希望条件を伝えるのはその人の自由ですからね。
また転職エージェントでは、応募書類のアドバイスや面接日程の調整など、求人紹介以外のサポートも行っています。
オススメその1.type転職エージェント
リクナビNEXTエージェントランキングの総合満足度部門で第2位に入るという実績を持つtype転職エージェント。
また利用者満足度は驚きの87%と、利用者満足度でも高い評価を得ています。
type転職エージェントの主な特徴
- 非公開求人の割合は約80%。
- 一都三県の転職支援に強い。
- 営業職も得意領域のひとつ。
- 検索条件とマッチする非公開求人がどれくらいあるのかが、サイト上でチェックできる。
- 給与や入社日といった条件交渉の代行。
- 円満退職のためのアドバイス。
オススメその2.dodaエージェントサービス
「条件は、今よりいい会社。以上。」というキャッチコピーも印象的なdoda。
そんなdodaの転職エージェントが「dodaエージェントサービス」です。
dodaエージェントサービスの主な特徴
- 転職活動のサポート実績は、年間18,000件超え。
- キャリアアドバイザーと採用プロジェクト担当の2人体制であなたをサポート。
- 非公開求人の一例がサイトでチェックできる。
- 面接対策では面接ロールプレイまでも行なう。
- 雇用契約書の手続き代行。
オススメその3.マイナビエージェント
就活の印象も強いマイナビですが、転職活動もマイナビエージェントを通じてしっかりサポートしてくれます。
マイナビエージェントの主な特徴
- 非公開求人の割合が約80%。
- 年収アップの実績多数。
- 営業職専任のキャリアアドバイザーが在籍。プロフィールもチェックできる。
- 気になる企業の社風や入社後のキャリアパスなど、求人票からは見えてこない情報もフォロー。
- 相談者の魅力が伝わるような推薦状を作成してくれる。
さて今回はルート営業への転職について、仕事内容や一日の流れ、給料事情、志望動機といった幅広い情報をお届けしてきました。
未経験からルート営業を目指す場合はとくに不安が大きくなりやすいですが、そんなときこそ上記の転職エージェントがオススメです。
経験豊富なキャリアアドバイザーが相手なら、自分が抱えている悩みや今後のキャリアパスなどについて安心して相談することができますからね。